ロジカル・シンキング練習帳―論理的な考え方と書き方の基本を学ぶ５１問

著者名：照屋華子【著】

東洋経済新報社（2018/06発売）

• ISBN：9784492533925

内容説明

30万部突破！のロング＆ベストセラー著者、待望の最新刊！

本書は、わかりやすく論理的に、しかも速く、感じよくメッセージを伝えて、
仕事を前進させるために必要な「基本の型」を身につけるための練習帳です。

基本の型には４つの技術が必要です。

１．伝える前の準備の技術
２．思考を整理・構成する技術
３．構成を視覚化して表現する技術
４．日本語表現を好感度も含めて整える技術

１と２は、わかりやすく論理的に考えを整理する「ロジカル・シンキング」の技術、
３と４は、整理したものをわかりやすく表現する「ロジカル・ライティング」の技術です。

思考整理と表現の両方の基礎の技術をバランスよく練習して
「基本の型」を身につけること──。それが本書の練習の狙いです。

本書の例題、練習問題では、ビジネスメールを題材にしています。
その理由は、この基本の型が求められ、
しかも、ビジネスパーソンなら、ごく身近なものだからです。

自分が書いた顧客宛のメールやこれから書く上司へのメールを思い浮かべながら、
自分に引きつけて問題に取り組めば、理解をより深めることができるでしょう。

技術は効果的な練習を繰り返せば、誰でも身につけることができるものです。
メールは分量の点でもコンパクトなので、反復練習に適しています。
本書の問題だけでなく、実際のビジネスメールでもトレーニングができます。

ビジネスメールで基本の型が習慣になれば、
そのアプローチは報告書、提案書などの文書作成にも応用できます。
プレゼンテーションする際の表現方法などもスムーズに習得できるでしょう。

目次

巻頭サンプルメール
はじめに
第１章　【全体像】　ビジネスメールで論理思考を習慣にする！
第２章　【準備】　伝わるものは書く「前」に決まる！
第３章　【構成】　頭の中を「構造ボックス」で整理する！
第４章　【視覚化】　「見てわかる」ように書く！
第５章　【日本語表現】　具・簡・論・好で伝わる力がアップする！
メールの改訂例
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちびbookworm]

私にとっては★１（私には不要だった）。メール作成を題材にした、ロジカルシンキング、ライティングの実践版。社会人１〜３年目の方におすすめ。「プロジェクト」を上司と進行するようになれば、「メールでの進捗報告／連絡／相談」は必須。その際に、ロジカルに、一瞬で相手にわかる書き方を教えてくれる。◆（愚見：「シンプルにまとめる方法」「伝わる方法」「ガチのロジカルシンキング」を私は求めていたので、この本ではなかった。ネット本選びはあらためて難しいなあ）

2021/02/12

[森]

メールの文章を題材にして、いかに整理し伝えるかをレクチャーしています、教材の範囲を狭めたことで、明確になっています。何回か読み直すことになるでしょう 良い本です

2018/07/30

[ルーチェ]

【備忘録】コミュニケーションは論理的なだけではダメ。分かりやすく論理的に、しかも①速く、②感じよくメッセージを伝えて、仕事を③目的に向かって前進させる事が大事。メッセージの大枠は導入部、本論、結び。①導入では、テーマは明示されてるか？どうして欲しいかが明示されてる？②本論では、グループ化が見ただけでわかる？各グループの要点は書いてる？③全体として、具・簡・論・好の日本語を使ってる？をチェック！テーマの明示には、タイトルに具体的な事（〇〇について報告とお願い）、挨拶文直下にメールの目的としてほしい事を記載。

[サピエンス]

この本を読むのは2回目です。普段の仕事でよくメールを読み書きするので、書いてある内容はほぼ当たり前の基本ばかりです。論理的で相手に効率よくわかりやすく伝える工夫を改めて再確認できます。小慣れてくると本来の基本を逸脱することがあり、改めて自戒の意味も込めて読むとはっと気づかられる部分が多々ありました。初心を忘れずにしたいものです。

2019/01/06

[まっすん]

メール術。でもとてもわかりやすい。 すぐに実践に移して、メール作成の参考にしている。

2020/12/17