さよなら、わるい夢たち

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さよなら、わるい夢たち

  • 著者名:森晶麿【著者】
  • 価格 ¥1,600(本体¥1,455)
  • 朝日新聞出版(2018/05発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022515353

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内容説明

ジャーナリストの菜摘は、親友の麻衣亜が幼い息子とともに家庭を捨てたとSNSで知る。夫も、両親も、友人も心当たりがないというが、彼らはみな麻衣亜を失踪に駆り立てる要因を持っていた……。『黒猫シリーズ』『偽恋愛小説家』著者の新境地ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えりこんぐ

74
うわぁ、面白かった!! 幼い赤ちゃんとともに失踪した麻衣亜。保育園の待機児童問題から始まり、彼女の周りは敵だらけ。。誰かを「喰いもの」にしようとする奴らはとても嗅覚に長けている。どうして麻衣亜ばかりこんな。。切なくなってたらまさかの展開∑(゚Д゚) なるほど、現代版の親指姫。読みやすかったし、この作家さんの他作も気になる。2018/08/26

itoko♪

71
森晶麿さん初読み。学生時代の友人麻衣亜の謎の失踪を追う、ジャーナリストの菜摘。テレオペ・既婚・生まれたばかりの赤ちゃんを連れ、彼女は一体どこに行ったのか…。保育園待機児童を含めた雇用問題、女性への性差別など、世相を取り入れながら彼女を失踪に駆り立てた理由を、読者の私も探ってゆく。うーん、終盤に事の顛末の予想がついてしまい、失速感が否めない。2018/02/28

taiko

67
待機児童の問題、セクハラなど、女性が被害に会う可能背のある問題が、不幸にも数々麻衣亜飲みに振りかかっていた。おやゆび姫の話は忘れていましたが、まさに麻衣亜はおやゆび姫。 でも、最後は自分の力で王子との生活を手に入れた。母は強しという所でしょうか。瞳の立ち位置にはちょっと驚きました。 麻衣亜が大金を手に入れるプロセスには必要な登場人物だったってことですね。菜摘に対しては、好感をもって読んでいたはずなのに、最後にはモヤモヤした感情をだくことになり、逆に麻衣亜に対しては、→続く 2018/09/21

ゆきちん

49
あ〜!スッキリしたー!鮮やかなひっくり返し。現代版の親指姫(親指姫のお話ってすぐ思い出せる?)。共働きでカツカツの夫婦。子供が生まれたばかりで念願の正社員にしてもらえると思ったら保育園に入れられず、正社員の話が無くなり失望した妻は子供を連れて失踪…失踪した妻の親友のジャーナリストと捜索する婦人警官の交互に進む物語。過去や現状がわかればわかるほど妻が不憫で哀れでやるせなく、早く見つけてあげて!と祈る気持ちで読んでたら、あなた!やられたよ、久しぶりに。スッキリしたー!←2回目2018/09/09

うどん

48
今どきのテーマで興味深く読了です。2018/09/27

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