日本経済新聞出版<br> 遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

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日本経済新聞出版
遅刻してくれて、ありがとう(上) 常識が通じない時代の生き方

  • ISBN:9784532176334

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内容説明

■ピュリツァー賞を3度受賞した世界的ジャーナリストが放つ、全米大ベストセラー!

■「何かとてつもないこと」が起きている――社会のめまぐるしい変化を前に、多くの人がそう実感している。
だが、飛躍的な変化が不連続に高速で起きると、理解が追いつかず、現実に打ちのめされた気分にもなる。
何より私たちは、スマホ登場以来、ツイートしたり写真を撮ったりに忙しく、「考える」時間すら失っている。
そう、いまこそ「思考のための一時停止」が必要だ。

■「平均的で普通な」人生を送ることが難しくなった「今」という時代を、どう解釈したらいいのか?
変化によるダメージを最小限に抑え、革新的技術に対応するにはどうしたらいいのか?

■常識が崩壊する社会を生き延びるヒントを教えてくれる全米大ベストセラー。
ウォール・ストリート・ジャーナル紙が選んだ「いま読むべき」本。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飯田健雄

39
「レクサスとオリーブの木」、「フラット化する世界」、そして、「遅刻してくれてありがとう」トーマス・フリードマンの主要な著作を読んだ。彼の著作は、次第に、客観的分析から社会哲学になってゆく。彼の夢見た機会均等のグローバライゼーションは、国家主義の温床、社会の格差を生んだ。中国という独裁国家資本主義も生んだ。しかし、彼は言う。私は楽観主義者なのだと。揶揄するわけではないが、バガボンの父の「これでいいのだ」、「どんどん、社会はよくなるのだ」という信念に裏打ちされた進歩主義である。彼の本を手放すいい時期である。2018/09/20

sayan

37
著者の既存作品と本作のタイトルギャップが激しい。が、フリードマン節は相変わらず。冒頭から自身の「フラット化する世界」は、もはや古いと言う。上巻は、IT概念や用語が満載だが、非常に読みやすい。特に、AIからIAと題した章は刺激的だ。と言うのも、先日Mラボ社のエンジニアから受けたAI機能を実装したRPAに関するレクチャーとの共通項が多々あったから。なんでも、次世代RPAは、パターン化が難しい人が有するノウハウ・経験に依存する業務の自動化を目指すらしい。AIとIAの世界だ。IT用語食傷気味なので下巻はまた次回。2019/10/08

踊る猫

30
上巻をひとまず読み終える。なかなか豪快な本。自己啓発的なところはなく、豊富な知識に裏打ちされたジャーナリスティックな筆致で楽観的な未来像を示してみせる。むろん環境問題や AI の登場などを見据えた上での提言だから、明るさ一色というわけでもないのだけどそれでも翻訳も読みやすく、幾分か落ち込んでいた自分の気持ちが上向いて来るように感じられた。この本に書かれていることを踏まえた上で、これからの未来を考えて行きたい。今の精神状態の中でこの本は今後を占うため、今後を生きるための良薬として感じられた。それを記しておく2018/12/13

Tui

26
たとえば21世紀初頭を振り返ってみる。iPhoneも、Facebookも、クラウドもなかった。当時と現在とでは、私たちを取り巻く情報量も、その増える速度も、操作するガジェットも、まったく別次元のレベルだ。スマホをぼーっと眺めているいまこの瞬間も、世の中は進化し続けている。流れを止めることはできない。ただ必死に追いついてゆくしかない(急流をくだるカヤックのパドリングの喩えが明快)。ならば進化を楽観的に捉えてみるべき、と情報網をしなやかに活用し進化を続ける人類像を著者は予言する。まだ半信半疑。下巻に委ねます。2018/10/30

naotan

18
課題は多く、将来への不安が拭いきれない世の中だけど、より良き世界を目指そうとする著者の考えは嫌いじゃない。下巻も読みます。2021/09/26

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