集英社インターナショナル<br> 「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)

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集英社インターナショナル
「最前線の映画」を読む(インターナショナル新書)

  • 著者名:町山智浩【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 集英社(2018/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797680218

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内容説明

映画を観れば「世界の今」が分かる! アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国の「最前線の映画」を当代一の評論家が鋭く解剖。なにげないシーンやしぐさに秘められた監督の意図、ちょっとした台詞の中に隠された過去の名作・傑作の引用などを次々に読み解いていく――。「町山映画塾」、ますます絶好調!

目次

はじめに
第1章 Kが追い求めた「噴水」――『ブレードランナー2049』
第2章 アンドロイドはオジマンディアスの夢を見る――『エイリアン:コヴェナント』
第3章 「それ」から逃れるたったひとつのやり方――『イット・フォローズ』
第4章 「8マイル」の現実――『ドント・ブリーズ』
第5章 神は果てしなく試す――『哭声
コクソン』
第6章 三百六十年後の「ゆるし」――『沈黙―サイレンス―』
第7章 イランのウィリー・ローマン――『セールスマン』
第8章 バンパーはぶつけるためにある――『エル ELLE』
第9章 アン・ハサウェイは何と戦ったのか?――『シンクロナイズドモンスター』
第10章 アウシュビッツで埋められたもの――『サウルの息子』
第11章 トビマメたちの沈黙――『ルック・オブ・サイレンス』
第12章 狂気が開ける扉――『ラ・ラ・ランド』
第13章 なぜ彼は「ベイビー」と名乗るのか――『ベイビー・ドライバー』
第14章 偽りのタイムリミット――『ダンケルク』
第15章 ドローンという「レッサー・イーヴル」――『アイ・イン・ザ・スカイ』
第16章 戦う『ローマの休日』――『ワンダーウーマン』
第17章 宇宙からのライプニッツ――『メッセージ』
第18章 変えられない過去、贖えない罪――『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
第19章 「男らしさ」からの解放――『ムーンライト』
第20章 世界の終わりの西部劇――『LOGAN
ローガン』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムトモ

85
筆者の映画評論は信頼しているので頷くとこありましたが…(ノ-_-)ノ~┻━┻ちょっと宗教絡みの解説多かったかなぁ〜2023/12/27

Kazuko Ohta

57
挙げられている映画20本のうち、18本は公開当時に劇場で観ています。と、自慢したいところだけれど、本書を手に取るのはそれ以上の人ばかりかも。残りの1本はDVDで観て、もう1本はこの先も観ないつもりだったホラー。しかし本書を読んだら、そういう解釈があるのかと気になり、観たい気持ちが沸々と。こんな解説書を読むと、知らずに観るよりもいろんな知識を持ったうえで観るほうがより楽しいよなぁと思う半面、何も知らなくても楽しめたらええやんと開き直ったりも。いずれにせよ、「上から」なところ皆無の町山さんの解説、大好きです。2018/07/07

旅するランナー

49
比較的新しい20作品に関する、詳しい情報と深い考察。うち15作品は観ているので、なるほどなぁ!って新たな発見がある。ブレードランナーとナボコフ小説の関わり、沈黙/サイレンスの中のスコセッシから師匠エリア・カザン監督への想いなど、町山さんの知識の豊富さに感嘆する。やっぱり映画は総合芸術だな。2018/11/12

akihiko810/アカウント移行中

47
映画評論家の町山が、20本の映画の「読み解き方」を解説。印象度B+ 「ラ・ラ・ランド」「コクソン」「沈黙 サイレンス」「ムーンライト」など、比較的最近の映画を解説。有名作が多いので、半分近くは知ってた&観た映画だった。 韓国映画「コクソン」はなぜか國村隼が出てくるわけわかんない映画だったが、多分に聖書からの引用のある映画だったとは。あと、アカデミー賞作品「ムーンライト」は自分にはそこまでよかった作品じゃなかったけど、また見返したいと思った2022/02/13

Isamash

46
映画評論家町山智浩2018年出版著作。見た映画では「沈黙」、「ラ・ラ・ランド」、「メッセージ」、「ダンケルク」、「ムーンライト」解説がなされていた。難解な映画を見た時、映画作家のキャリアやオマージュ等参考作品まで遡っての町山さんの解説は自分にとってとても有難い存在。「沈黙」のスコセッシ監督の師匠がエリア・カザンとは知らなかった。そして、分かりやすいと思っていた「ラ・ラ・ランド」が「セッション」と同様に町田氏が述べる芸術至上主義の映画との認識は無く驚かされた。「ムーンライト」は解説を読んでも良さが分からず。2022/11/20

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