光文社文庫<br> 海妖丸事件

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光文社文庫
海妖丸事件

  • 著者名:岡田秀文
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2018/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784334776008

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内容説明

杉山潤之助の上海出張に、新婚旅行へ出向くという旧知の探偵・月輪龍太郎が同道することになった。彼らの乗る豪華客船・海妖丸が出発する直前の横浜港で、船客の政商らに宛てて奇妙な予告状が届く。絢爛な船旅の途上、仮面舞踏会や沙翁劇の最中に起こる殺人、そしてまた殺人。息を潜める犯人を見つけ出せるか。本格ミステリの醍醐味を堪能できる、傑作推理小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

麦ちゃんの下僕

91
月輪(がちりん)龍太郎シリーズ第3作は、洋上ミステリー!舞台は明治27年、横浜港を出港し神戸・長崎を経由して上海へと向かう豪華客船「海妖丸」で発生する連続殺人&宝石盗難事件に、月輪&杉山が挑みます!今回は、歴史上の人物では井上馨が登場するものの、前2作ほど“歴史的事実”は事件に関わってきませんので、堅苦しくない純粋なエンターテインメントとして楽しめます!そして、前2作ではあまり活躍できなかった月輪が、ついに“名探偵”として本領発揮しますよ(笑) まさに“大団円”なエンディングも心地よい、魅力的な作品です!2020/08/10

buchipanda3

31
探偵・月輪龍太郎もの長編3作目。今作も思わずアッとなる驚きを楽しめた。本当に毎回違った趣向で読者を楽しませてくれる。古典風な落ち着いた雰囲気が魅力で、ユーモラスさもあり読み易かった作品。探偵の月輪は今回は王道なスタイルで見事な解決振りを見せていた。真相はトリッキーな感じだが、伏線の張り方に巧さを感じる。読んでいる途中、引っ掛かりつつもさり気なく進行し、明かされた時に気になっていた箇所がパッと甦り、やはりあれだったのかという醍醐味を楽しめた。エピローグも良い感じ。次回作も期待。2018/02/12

かめりあうさぎ

27
面白かった!豪華客船で起きる殺人や盗難事件。最初から最後までテンポが良く、ドストライクの探偵小説でした。盗難の方は犯人当たったけど、殺人の方は完敗。いやぁー毎度期待値を遥かに超えて驚かせてくれます。謎解き前に一生懸命考えたけど、自分の推理だとピースがどうしても余る。こういう場合は漏れなくハズレとは分かっているけど、他に答えが見つけられなかったです。それでもって終わり方が探偵モノでは結構珍しい感じ。息の長いシリーズになってくれそうで、個人的にはうれしい展開でした。2018/02/18

マッちゃま

27
ミステリ、ミステリー、推理小説…この手の話しの呼び方は幾つか有れど、本書は探偵小説と呼ぶのが一番シックリくるかと思います。明治時代、横浜→上海へ向かう豪華客船で起こる殺害予告、そして殺人、宝石の盗難、更に第二の予告からの殺人。新婚旅行で乗船していた名探偵 月輪龍太郎が解き明かす。ソコってソレ!?な、ちょっぴりツッコミたい部分もありましたが、まあ〜そこまでの雰囲気で苦笑いしときます。でも僕の推理はラス前の誤答と一緒だったので見事なまでに犯人に騙されているワケだからコチラも苦笑いです。2018/02/11

トリプルアクセル

16
月輪龍太郎シリーズ3作目。前2作に負けず劣らずの傑作だった。豪華客船という舞台がまず魅力的。殺人事件だけでなく、盗難事件や脅迫状など様々な事件で飽きさせない。最後の怒涛の伏線回収はさすがの一言だった。面白い本格ミステリは毎年のように出版されているものの、古き良き本格の匂いがする作品は減ってしまったので、ぜひとも書き続けてほしいシリーズ。2018/02/13

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