内容説明
札差屋を手に入れ、ますます商いに精を出す角次郎と大黒屋一同に、かつての敵、佐柄木屋の次男が恩赦で江戸に戻ったという報せが入る。
同じ頃、大目付・中川より、政商千種屋の企みがちらつく事件の調査を命じられた角次郎。
武士で息子の善太郎と共に警戒を強める中、隙をつかれ舅の善兵衛が暴漢に襲われてしまう。
背後には四人の男の影。一家は団結して仇討ちを誓うが、次の刃は意外な者へと向けられた――!
「大目付御用」完結巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
26
札差株を手に入れて益々繁盛の大黒屋を再び戻ってきたあいつが襲う!子供が大きくなれば当然大人は老いるのだけど、こんなお別れは辛いわぁ。。今まで苦難を共に乗り越えてきたからねぇ。寂しくなります。。そして大きくなってきた子供達、どんな恋の行方になるのだろうか。続きが気になります。2021/05/22
ベルるるる
24
今作で角次郎と佐柄木屋の長年の戦いは決着。これからは、段々と子供世代へと話も移行していくのかな。2018/07/11
高橋 (犬塚)裕道
7
星3.5。文体は苦手だが話は面白い。2023/06/25
ひさか
6
2018年3月角川文庫刊。書下ろし。シリーズ通算12作目。大目付御用編3作目にして、完結巻。千種屋の悪だくみに角次郎、善太郎とお稲が、がんばる。今回も、大団円。いつの間にか、夢中になってしまいます。次巻も楽しみです。2018/06/19
クー
2
千草屋も、あっさり。おいねは、どうする。16年前の遺恨で善兵衛が亡くなる2025/01/20