内容説明
迷子騒動から夫・ナディル直々のお迎えにより、ようやく帰ることができたアルティリエ。権謀渦巻く後宮事情、偶然にかいま見た下町事情を学んだことにより、ようやくこの異世界で王妃となる決意をかため……!?
【電子限定!書き下ろし短編付き】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
16
遺跡での戴冠のシーンなど、この物語世界の秘密の根幹に迫るような神秘的な描写が美しかったですが、やっぱりいちばん印象に残り、かつ何度読んでもボロ泣きするのが、パレードの孔雀緑色のシュシュですね。うわーここでこうくるかー!と悔しく思いながら泣けた。2020/12/17
TAMA
15
祭りで正体に驚け!と思ってたけれど。そりゃそうだねえ。少しずつ状況をと。手を振る、緑のシュシュが揺れて傍にいたことが嘘じゃない証。貴族の裏を知る子供のこころのうち。おいおいな弟王子にそのクッキー(世の中の渡り方)を教えてくれる師匠。2019/09/17
さなえ
12
一応陰謀は解決したか。けっこう長かった割に最後はあっさりだった。ピンチの場面もあったけれど、割とほのぼのして読んだ。ラブラブだわ、胃袋掴まれすぎだわ、周囲に慕われすぎだわ。いや、貶してるのではない。陰謀も好きだけれど、甘々も好きだ。楽しかった。2018/07/16
まりもん
10
今度は第4王子の想いを勝手に自分の私利私欲と繋げてルディアが狙われていたんだ。ナディルにとってかわれる才能とか努力もせずに。結婚して幸せになっていく2人が微笑ましい。2022/01/28
ゆり
10
アルティリエとナディル殿下の仲睦まじさとお互いへの信頼がやはりとても好き。色々ありましたがついに王と王妃になって、良き時代になりそうで、ひとまず安心。できれば数年後のラブラブ生活ものぞいてみたい。事件の黒幕は意外なところから。ナディがかわいそうだな……。孤児院の子供達の場面もじわじわきました。アルティリエの前世の記憶と鍵の姫のあれこれはもしかして定められたつながりがあったのか?このあたりの謎がまだ残っていて気になる。アル殿下やシオン猊下もやっぱり好き。2018/06/16