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内容説明
都市の最上層にたどり着き、さらにその最上部を目指すチトとユーリ。人工知能が残した地図を頼りに旅を続ける中、ふたりはロケット発射施設や膨大な蔵書を抱える図書館に立ち寄り、世界が終末を迎える前から連綿と続いてきた人々の行為に思いを馳せる。その後、再び最上部へと進路を取るふたりだったが、旅の行く末に影を落とすトラブルに見舞われてしまい……。終末世界を生きた少女ふたりの旅路がフィナーレを迎える最終巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
86
☆6.0(5点満点なのですが) とうとう最終巻を読み終えた。なんだかとても寂しい気分。もっと物語が続いて欲しい。終末かあ…2021/06/13
yom
41
この作品の秀逸さは、やはり少女2人が百合のように穏やかに旅する事に尽きる。戦争や死の匂いはあっても汚れることなく、ただ美しく終末の世界を謳歌する。 死を描いた文学、映画は世界に山ほど傑作があるし この作品以上にイマジネーション、哲学に富んだものも山ほどある。しかし少女がじゃれあうように穏やかに死に向かう物語は日本以外では生まれようがないのではと思う。2018/07/30
Tenouji
30
好奇心や、何かをしたい気持ちに突き動かされて、ここまで来た。あらゆる道具はそのためのもの。疲れて眠るも、その思いは変わらない。命には終わりがあるが、全てがつながっていると感じる瞬間もある。生きているのは最高だ。2019/01/01
いっちゃんず
28
最終巻。移動手段だったケッテンクラートを失い、集めてきた本や自らの日記までも燃料とし、食糧は尽き、旅の目的であった最上層に到達したものの死の予感を残して物語は終わる。チトとユーリが眠りについた後の見開き数ページ、滅びようとしている人類が作ってきた数々の構造物の描写で、作者は何を表現しようとしたのだろうか。とても印象的な作品だった。2018/03/11
椛
24
未だに5巻が見つからないけど、先が気になったので先に読んでみた。 こう終わるのか。 たしかに世界で一番幸せな終わり方だ。 5巻が見つかったらまた1から再読したい。2022/03/20