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内容説明
日露戦争、南山。ロシア軍の機関砲を前に次々と倒れていく日本兵。満足に飯も喰うこともできない激しい戦場下で、空腹にあえぐ千歳が取った行動とは――!? 肉うどんに芋煮など戦場飯も満載でお届けする第２巻！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
97
日露戦争の緒戦、金州城攻略から南山の戦いまで。明治日本が初めて近代と激突する。それは開国以来30年以上恐怖し必死で追いかけた列強との直接戦争である。象徴するのはベトンと鉄条網の要塞、そして機関砲と言える。日本軍は工兵・砲兵も躍動するが物資の不足もあり肉弾に頼る。おびただしい物的損耗と人的被害。幸いに補給線が繋がっており戦闘糧食が描かれる。肉うどんに乾パン、そして水。白米に乏しい副食物の結果として脚気が兵卒に忍び寄る。そしていよいよ迫る旅順要塞攻略戦に期待が高まる。戦地まで汁粉屋が来ていた事に驚く。期待作。2018/03/17
り こ む ん
30
主人公の素直さがなんとも癒しとなるのだが、やっぱり戦場は壮絶であり、悲惨だ。飯、飯と語ってはいるけれど、しっかりと戦場の動きも描かれて、分かりやすい。字を覚えた主人公の日記と今後の旅順がどう描かれるのか期待するところ。2018/03/29
糜竺(びじく)
16
一歩兵目線での日露戦争や、その時の食事についてなど学べる。2020/03/25
KUU
4
うーん、やはり、知らない「時代」「場所」「状況」の食は面白いなぁ。戦争風景も描かれているが、めし描写無しだとここまで楽しんで読めなかったろうな2018/03/14
高城剣
3
もはや糧食物語とは言えないんじゃ？2019/09/18
