内容説明
いま地球は、宇宙からの恐るべき侵略者に脅かされている。それは人体に寄生し、人間をたちまち狂暴な怪物に変えてしまう。この不気味な敵に対抗すべく、世界中から選び抜かれ、鍛えられた殺人専門家達で結成された国際秘密機関――それが《ゾンビー・ハンター》だ! 大事故に遭い、奇跡的に回復した天才レーサー田村俊夫は、再起に必要な大金と引き換えに、この秘密組織に身売りした。だが、彼を待っていたのは……。凄まじいアクションの連続、平井和正会心の力作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
16
再読ー!少年期に読んだ時、圧倒的な暴力とアクションに打ちのめされ、半ばトラウマになり封印(^-^;改めて読んでまだまだ古びない面白さに驚いた!巻末森優氏の解説も興味深い。2020/02/09
キー
13
漫画『ウルフガイ』の小説版『狼の紋章』『狼の怨歌』と同様に、漫画『デスハンター』の小説版がこの『死霊狩り』。後に漫画『幻魔大戦』の小説版というもあります。 桑田次郎のシャープな線で描かれた漫画『デスハンター』のイメージが強すぎて、小説版を読みながら漫画版の登場人物達を思い浮かべてしまいます。 漫画『デスハンター』もグロくて暴力的ですが、小説版は更にグロく暴力的。 1973年の発表なので、このグロさは、80年代スプラッター映画ではなく、大藪春彦からの影響が大なんでしょうね。 2017/10/07
洪七公
5
既読本1981/12/16
あいちょ。
5
先輩から拝借。 軽く20年振りに読み返す。 2020/01/13
冬佳彰
5
中学生の頃、アダルトウルフガイシリーズにはまり、ハヤカワ文庫から角川文庫でこのゾンビハンターシリーズを読んだ。表紙はもちろん生頼さん。平井和正さんに、生頼さん以外はないだろう。その点、今のアニメ調の表紙にはついてゆけないのだが。死霊狩りは、平井さんの「人類ダメ小説」の一環として、ある完結を見た本だろう。ゾンビやゾンビハンター同士の戦闘シーンの描写の見事さは、素晴らしいものがある。もちろん、本棚には一式、そろえている。