内容説明
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子どもの受診をきっかけに、親も発達障害だったとわかるケースが増えています。親が支援を受け、安定して暮らせるようにならなければ、子どもは混乱し家族関係が悪化します。「親子ケア」とは発達障害の親と子を中心として家族全員が支援を受けることです。本書では、家族療法や夫婦カウンセリングで家族全員の協力体制をどのようにつくっていくか、症例ごとに対応策を徹底解説します。
目次
まえがき
事例で学ぶ 親子の発達障害への対応
1 なぜ「親子ケア」が必要なのか
2「家族療法」で関係悪化を防ぐ
3「夫婦カウンセリング」も効果がある
4 がんばることに疲れたら、ちょっと休む
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
morinokazedayori
29
★★★★★子供に発達障害の傾向がみられる場合、父親も発達障害で母親が家族全員のフォローをしなければならずにまいってしまうケースは多いようだ。子供のことだけでなく、父親への対応についても相談を受けてくれたり、家族療法や夫婦カウンセリングもしてくれるカウンセラーを見つけることは、問題解決に向けた大きな鍵だと感じた。2017/09/05
Asakura Arata
3
家族療法やカップルカウンセリングをやっていて、発達障害のことをわかっているところって、とても少ないと思うのだが。2015/09/03
たまこ
1
女性やASDには親の機能不全を夫婦や家族で再現してしまう傾向があるということが、まさに自分だ。 嫌だった両親の関係を再現する相手と夫婦になり、子どもに嫌な思いをさせる。最悪だ。 家族を、家族的役割でなくシステムやチームとして見るというのは悪くないかも? 家族内でどうにかしようとしても失敗しがちなのはわかるが、医療者が信頼できる効果的な助言をくれる相手かは、運が良ければ、という印象。 あと、医療機関に通うほど問題意識が高くて、費用も厭わない御家庭でなくてはそもそも…というのが虐待はじめ負の連鎖の不滅なんだ。2019/12/07
nizmnizm
1
うちは夫とその父が多分発達障害。夫ASD.子供らはチョット凸凹してるが、そんなに顕著な症状はない。かなり家族関係が崩れてしまった現在では、もっと前に読んでたらよかったなぁと思う。アスペルガー対応策として参考になりました。現実はそうすんなり解決しないけどネ。2018/03/17
みみこ
1
支援者側の知識や経験の大切さが、教育の場でももっと認識されるといいと思った。2017/04/01




