角川新書<br> 正しさをゴリ押しする人

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角川新書
正しさをゴリ押しする人

  • 著者名:榎本博明【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • KADOKAWA(2017/10発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821191

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内容説明

一見、正しいことを主張しているようでありながら、強烈な攻撃性を感じさせる人。「正義の人」と「危ない人」の境目はどこにあるのだろうか。「歪んだ正義感」を振りかざしてしまう人たちの特徴と心理を考える。

序章 「正義の人」か、「危ない人」か?
第1章 「正しさ」をめぐる攻防がややこしいのはなぜか?
第2章 なぜそこまで「自分の正しさ」を信じ込めるのか?
第3章 「正しさ」をゴリ押しする行動の背景にある心理とは?
第4章 正義感をあざ笑う時代の空気
第5章 「正しさ」をゴリ押しする「危ない人」にみられる特徴
第6章 「正義の人」が「危ない人」に変わる瞬間

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

339
もうちょっとビジネスシーンに則した内容かなと思って読んでみたのだが、実際は少しベクトルが違った。しかし、最近の芸能ニュースとかを見て感じていた違和感の正体が詰まってはいた。私は喫煙者だから余計に感じるのかもしれないが、歩き煙草をする人はもちろんいけないけれども、ここぞとばかりに暴言を吐きかけている人をたまに見て、嫌な気分になる事がある。…なんて事を言うと、そういう人たちの神経を逆撫でしてしまうのだろうか。読メ内ですら一歩間違うとこの手のゴリ押しは…あるのだろう…。2017/11/15

HANA

68
SNSは今日も正義で溢れている。本書はそんな正義感に溢れた人を考察した一冊。…なんだろうけど翻って身近にいる面倒くさい人の特徴みたいになっている。様々な心理学的用語、認知的複雑性等を使って彼らの行動原理を説明しているが、自分も薄々思っていて一番腑に落ちたのが彼らの行動の底にあるのはルサンチマンだという部分。確かに彼らを見ているとあまり幸せそうには感じられないし。著者が推測で決めつけている部分も多いけど、概ね面白く読めました。自分は幸いにして読メ以外のSNSほぼやってないので、絡まれた事はないですが…。2023/07/28

レモン

45
4年前の自分にこれを読め、と勧めてあげたい。前職のパワハラ社長に当てはまり過ぎていて、彼の考え方や行動原理を知りたかったのだが、本書にすべて書かれていた。確かに「俺は正義のヒーロー」ってよく言ってたな。認知的複雑性が乏しかったのか。とはいえ、私自身も日頃些細なことでイライラしてしまったり、欲求不満を子どもに強く当たることで発散してしまっていたりと、当てはまることもあったので気をつけよう。絶対的に正しいことなんてこの世にはない、という考えを持ち続けること。2022/07/01

ロア

32
承認欲求が満たされないことによる、欲求不満が生み出す攻撃性。自分こそが正しいという思い込みの激しさと、間違った正義感。なぜそこまで自分の正しさを信じ込めるのか?なぜそんな一方的な理屈を主張できるのか?言ったもん勝ち、やったもん勝ちの世の風潮は昔からですが、ネット社会になってからはさらに拍車が掛かっており、なんとも世知辛い。。。(´ω`)取り敢えずセルフモニタリングは大事。あと、人のふり見て我がふり直せ。2019/07/11

かおりん

16
心理学博士だけあって、すっきりと納得できる内容。一方的な理屈を主張できるのは、他の視点からの理屈を想像できないから。共感性が乏しいから。思い込みが激しいから等々。身近な人も危ない人に豹変する背景も具体例で示されている。残念なのはその解決策や対処法が書かれていないこと。2018/04/19

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