内容説明
3才の自分は3才なりに、ぐるぐるいろんなことを考えていたにちがいない―。自分の中に残っていた3才の時のキモチ。その「記憶の断片」と、親にきいた「思い出せない部分」をつなぎあわせた物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
14
3歳は3歳なりに、自分を外向けに合わせて精一杯の背伸びをする。したくない我慢も、おとなの不躾なひとことで押し付けられる。「おねえちゃん」ということばにある、「だから〜すべき」という押し付けがましい意味を子どもはちゃんと嗅ぎ取っている。わたしもおねえちゃんだったから、よくわかる。3歳のころの思い出なんか写真かなにかの後付けで、リアルに覚えているものはないけれど、子どもの張りつめた心が弾けたときの切なさには覚えがある。2015/09/18
rachel
1
子どもの頃のせつなかったきもちを思い出してちょっぴり涙。こどもってほんと頑張ってるんですよね2014/06/24
koto
0
再読。2012/12/20
ひねこ
0
3歳のお姉ちゃんが頑張って妹の面倒を見てます。3歳でも、いろんな事を感じて、いろんな事を考えているって内容。シンプルな構成の本ですが、読後にじわっと来るものがあります。3歳って、もう随分いろんな事を知っているよね。2010/11/05
そら@真面目にダイエット中
0
三歳の頃の記憶なんてとても曖昧だけど、ちっちゃなのんき者に見えるけど、色んな事いっぱい考えてるし、色んな事いっぱい感じてる。そんなエピソードを綴った絵本のような本でした。2008/03/20