内容説明
辺境の町に住む、働き者のマリエ。ある日突然、幼い頃から憧れていた紳士に自分の孫息子と結婚してほしいと頼まれる。驚くマリエだったが、彼の願いならばとその話を受けることに。孫息子であるエヴァラードが住む王都に向かうと、紳士に瓜二つの彼から、こう言い放たれる。「この婚姻は祖父が身罷るまでだ」。そうして偽りの結婚生活が始まるが、エヴァラードは常にマリエに無関心。しかも自分以外の女性の気配もあって……。だが、マリエは妻としての役目を果たそうと家事に勤しむ。そんな風に過ごすうちに、エヴァラードの態度が次第に変わっていき――? 偽りの結婚から始まるラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けろり
31
まさか、この巻で終わらないとは(T-T)続きをすぐにでも買ってしまいそうです。二人の両片思いぶりが本当に焦れったくて、悶えておりました。エヴァラードがこれからどう頑張るのか見物です。ファイト!2018/03/19
絳楸蘭
23
はじめは特異体質なマリエが旦那様を変えていくのかと思ったけど、これはマリエの人間性で変えていく話ね。割りきりがいいマリエに段々振り回されていく旦那様が面白い。1冊完結かと思ったら、続きそうなので楽しみ!2014/06/29
鯵
17
辺境の地主の娘で働き者のマリエは、亡き祖父の戦友で幼少から敬愛する老人に孫息子エヴァラードとの結婚を持ちかけられる。老人の側に居たいマリエは承諾し王都へ。祖父の若い頃に似たエヴァラードは容姿端麗で女慣れしており、マリエを田舎娘と見下して「祖父が亡くなるまで」の契約結婚を持ちかける。他人行儀な夫婦生活が始まるが、マリエの良妻ぶりに徐々に気持ちが変化して…★古い「なろう発」小説。基本のあらすじは定番だが、登場人物達の心情描写が丁寧でステキな話。マリエの「親しい人以外に「色」が見えない」設定が独創的。2020/10/06
陸抗
16
亡くなった祖父の友人、ヴィリアンの願いを叶えるため、彼の孫と結婚することにしたマリエ。マリエは、自分に好意を持たないものは灰色に見える体質なので、打ち解けた時の色の鮮やかさが、彼女の気持ちを現してるみたい。夫になったエヴァラードの、最初の身勝手さからヘタレへの変貌は、恋の力かしら。両片想いになったところで終わったので、続きも読みたい。2018/10/21
葉月たまの
15
この作者さんの小説、webで読んでた、大ファン♪。ようやく書籍になったんだね、やった><。これからもどんどん書籍化されるといいなー♪。この作品読んでると、穏やかで平和な生活も幸せだなー、と思える♪。わたし、今までアクティブなのが幸せなんだと思ってたけど、そうではないことに最近、ようやく気づいてきた♪。静かにしんみりした幸せもあるんだ、ってことに♪。今夜は久しぶりに夜更かししてこの作者さんのweb小説読みふけろうかな♪。夜更かしといっても、明日に触るから、2時には寝る予定だけど、わたしにしては夜更かし♪。2014/07/06
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