わたしたち地球クラブ

ファイヤーストーン，キャリー【著】/服部 理佳【訳】

小学館（2023/12発売）

• サイズ 46判／ページ数 384p／高さ 20cm
• 商品コード 9784092906662
• NDC分類 K933
• Cコード C8097

出版社内容情報

気づかぬうちに地球が大変なことに！？

フィッシャー中学で新設された特別授業「地球クラス」。この授業ではSDGsのテーマのひとつである「気候変動」に注目し、これからも地球に住み続けるための方法を学びます。
選ばれた9人の生徒たちは、みんな地球が大好き。自分たちの頭で考えながら、どうすれば地球の自然や資源を守ることができるのか考えます。

「堆肥化」「クリーンエネルギー」「サステナブルファッション」など、注目のキーワードが多数登場。環境問題を考える入門書にもぴったりの1冊です。


【編集担当からのおすすめ情報】
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略で、「持続可能な開発目標」を意味します。地球が抱えるさまざまな問題を解決すべく、国際目標として定められたSDGs、その中でも注目されているのが「気候変動」です。

本書ではそんな気候変動問題に、中学生たちが等身大の目線で向き合います。普段の生活でも、まだまだ私たちが工夫できることはたくさんあります。そんな気づきのきっかけになるような作品です。

内容説明

環境問題への理解を深め、自分たちにできることを考える９人の中学生たち。その名も「地球クラス」！不器用でまっすぐな子どもたちが、それぞれの悩みに立ちむかいながら地球のためにできる小さな一歩を踏みだします。

著者等紹介

ファイヤーストーン，キャリー［ファイヤーストーン，キャリー］ ［Ｆｉｒｅｓｔｏｎｅ，Ｃａｒｒｉｅ］
作家。元高校教師で、現在は執筆活動のほか、コネチカット州の市民活動団体「Ｆｏｒｗａｒｄ　ＣＴ」を共同運営し、環境活動に取り組んでいる。現在は夫と十代の娘たち、そして救助犬とともに暮らしている

服部理佳［ハットリリカ］
翻訳家。早稲田大学法学部卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

児童書。YA。環境問題▽フィッシャー中学の特別クラス《地球クラス》は、気候変動を解決する手段を考えよりよい世界を実現する方法を学ぶ教室。12歳の子供たち10人が各々の強い動機を持って参加する。メアリーは自然保護区の生き物を守りたい。だけど具体的にどう活動すればいいか悩んでいた。親友のルーシーが原因不明の病に苦しんでいて、メアリーは不安な新学期を迎える。仲間と共に、地域助成金を獲得するためにプロジェクトを立ち上げたが困難が待ち受けていた▽行動する子供たちに好感がもてる。アメリカっぽい。2023.12刊

2024/04/25

[スイ]

とてもとても良い作品！ 気候変動などの地球の危機を救おう！という特別授業に応募した中学生たち。 関心の中心は、動物であったりゴミの焼却炉であったりファストファッションであったりと異なり、アプローチもそれぞれ違う。 けれど、次第に協力していき、また直面した事件をきっかけに、地域内の人種差別も他の社会問題と無関係ではないことに気づいていく。 情けないことだけれど、読んでいて私も知らなかったことがたくさん。 私の中の偏見や思い込みに気づかされた。 描かれている大人、特に親がもう耳が痛いの何の…。 電気自動車を

2024/09/30

[みかん]

フィッシャー中学校に新設された「地球クラス」で生徒たちが環境問題に取り組む話。主人公メアリーはじめ、クラスの生徒たちはしっかりとした問題意識を持っており、各々の得意分野や興味関心のもと、協力して様々なアプローチを発案し、実行していく。現代らしくTikTokやポッドキャストを使って問題を発信したり、自分たちの活動を紹介していくが、その行動力は大人顔負け。また、環境問題を軸に人種差別や友情も描いており、生徒たちの成長を楽しみつつ、地球について深く考えることができる。新しい一歩を踏み出す勇気をくれる1冊。

2024/06/24