内容説明
「真大陸」と「魔大陸」の間に広がる荒野“魔王の血涙”に、巨大ダンジョンと城壁都市を造り上げた、元は日本人の魔王キアス。信頼できる仲間を集めたり、製作した武器を販売したり、混浴ライフを楽しんだりしつつ、町の発展を目指すキアスは、真大陸の国アムハムラの王と面談し、とある商談を始める事に。だがそこで、魔族の徹底排除を主張するアヴィ教の聖騎士との戦闘に巻き込まれてしまう!さらに勇者シュタールと再会したキアスは、極悪セールストークを炸裂させて!?「小説家になろう」発、「なろうコン大賞」受賞作待望の第3巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
1
人間の国の国王と商談する中、教会の聖騎士の襲撃を受ける今巻。―――魔王と人間、歩み寄ろうとする者と排除しようとする者。どこの世界の宗教もこういう闇を孕んでいるのか。神の威光を妄信し縋る聖騎士は小さき魔王に排除され黒幕も聖人であった魔王によりあの世に送られる。そんな中で新たに使い魔を増やし人間の世界に確かな一歩を踏み出した小さき魔王。勇者パーティとも交流が増え、魔王がこの世界に齎すのは発展か、破滅か。死した魔王以外の、未だ登場していない魔族は彼に対しどんな動きを見せていくのだろうか。 次巻も楽しみである。2016/07/19
