内容説明
「もうかるたをやめる――」。新の頑なな態度に、千早は動揺を隠せない。そんな中、圧倒的な強さを誇る高校生かるたクイーン・若宮詩暢の存在を知り、千早は激しく闘志を燃やす。しかし個人戦対策に夢中になるあまり、太一から厳しい言葉を浴びせられることに。何のために、かるたをやるのか。それぞれの答えを求め、誰もが悩み、もがく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆本に埋もれてます(╯︵╰,)
50
やはり、買いました( ̄~ ̄;)の為、再読。2018/05/04
あーさん☆本に埋もれてます(╯︵╰,)
48
漫画とは違う目線で読んだ方が面白い。何せ漫画を短縮してる為。2018/03/28
マリリン
40
上の句と下の句が一致しないもどかしさを感じつつ読了。競技かるたの世界は知らなかったので楽しめた。利き手が違う相手だと感覚が違う...そうかもしれない。五感を研ぎ澄まし集中する姿が良い。青春だなと感じつつ。改めて全句読みたくなった事は収穫。 余談だが「小倉山荘」という製菓?で売っている「小倉山春秋?」はパッケージに百人一首が書かれていた記憶がある。 色々な形で日本の文化を残し継承していく、この国も捨てたものではない。2021/01/19
ばりぼー
28
永世名人である祖父の逝去で「何のためにかるたをやるのか」を見失い、かるたを辞めるという新にメインのスポットライトを当てた「下の句」。全国大会を控えていながら、千早がクイーン詩暢との個人戦に闘志を燃やすあまり、太一から「お前はチームに必要ない」と言われて、チームワークのバランスを崩す瑞沢高校かるた部…悩み苦しむ部員とその成長物語という青春スポ根ものの王道を行く展開であっという間に読了。映像ありきのノベライズのため、やや描写不足はあるものの、かるたの奥深さを垣間見ることができ、上下とも納得の面白さでした。2021/02/11
金吾
18
○登場人物たちの成長がよくわかります。気持ちよく読めるいい作品です。2024/03/12