内容説明
亡き母によく似た貴妃に会うために宮女を目指す見習いの雪。挑んだ宮女試験で待っていたのは、匂いのしない香の落ち葉探し。戸惑う雪の前に、更に半年前に亡くなった公主・リィリィの幽霊も現れて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
55
ものすごく文章が読みにくい。主人公の雪がいま置かれている状況がとてもわかりづらいのだ。文章を丁寧にリライトするだけで、物語が活きてくると思う。2018/03/02
ぐっち
25
女官試験かと思いきや、殺人犯探し、かと思いきや別の殺人の犯人容疑?次々と目的が変わり、設定も後出しが多く、若干読みにくかったです。そんな中でも風がいい感じなのはよかった。謎持ち越しなので続くかな?2018/03/23
はせ
6
中々面白かった。 まだまだ物語は始まったばかりのようなので、次を待つ。 最近、中華後宮物 流行ってるのかな。 個人的には好きなんですけもね。2018/02/26
yamakujira
4
後宮の貴妃が母親に似ていたことから、確かめるべく宮女の試験に挑んだ王雪は、後宮で半年前に亡くなった公主の幽霊に出会う。さらに引きこもりの第9皇子とも懇意になり、殺人事件や暗殺未遂事件に巻きこまれていく。幽霊だったり能力者だったり漫画みたいな展開だったりも、このレーベルだからかまわないんだけれど、なにも解決しないのは続編ありきなのかな。でも、この文章力でシリーズ化はつらいかも。売れたら続編ってつもりなら作者に失礼だし、WEB発だと担当編集者も文章をいじらないのかねぇ。 (★★☆☆☆)2021/12/24
さくら♪
4
「彩雲国」シリーズに出会って、中華歴史ファンタジーの世界へ足を踏み入れました。学校の勉強では地味で分かりづらいと思われがちな東洋史だけれど、入口を変えたら面白そうと感じる人も増えるんじゃないかな・・・。本との相性は十人十色。一冊まるごとプロローグのようなこの本が、誰かにとってのきっかけの物語になるかもしれません。2019/10/16