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内容説明
鉄道と経済のギモンをわかりやすく解説。新幹線延伸やリニア建設で読む日本の社会と経済のあり方。
目次
プロローグ 日本の鉄道の現状
第1章 新幹線の未来
第2章 大都市の鉄道の未来
第3章 幹線の鉄道の未来
第4章 超電導リニアの未来
第5章 2011年の鉄道とその未来
著者等紹介
梅原淳[ウメハラジュン]
鉄道ジャーナリスト。1965年、東京生まれ。大学卒業後、三井銀行(現在の三井住友銀行)に入行。その後、雑誌編集の道に転じ、交友社月刊「鉄道ファン」編集部、文化放送ブレーン月刊「ナース専科」編集部などを経て、鉄道ジャーナリストとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルート
8
リニアモーターカーはかなり難しいらしい。採算をとるには、今の新幹線の運賃の3倍ほどが必要だとか。しかも、騒音対策のため、ほぼトンネル(シェルター)の中を通ることになるので、景色も楽しめない。乗るときはホームから乗るのは、磁力の関係で難しく、飛行機みたいな搭乗スタイルになるらしい。今ある電車も、赤字のところが多いらしい。テコ入れをするにも、その分の資本を確保するのも難しいとのこと。大変だなぁ。2017/06/22
壱萬参仟縁
6
第4章超伝導のリニア。2027年、東京=名古屋間の運航予定(170頁)。名古屋=大阪間は2045年と気の遠くなる話。その頃、人口減少でどんなハイソな人たちが利用しているのだろうか、と思う。駅ができそうな飯田高森であるが、高森町は昨今、子どもいじめ防止条例というのが出来たようだ。いじめへの統計把握もしている。174頁には飯田高森地域のアクセス問題を指摘している。いずれにしても、飯田線の各駅は多くが、今年度から無人駅化されている。そうした在来線の過疎利用状況で、格差が際立つのがリニアとの認識を深めている昨今。2013/06/08
くらぴい
3
リニア線の計画について、詳しく知りました。首都圏の鉄道も電車の更新もされます。2014/08/07
桜庭大地
2
bwです。鉄道というのは地域に応じて発展する。日本がこれまで上手く活用できたのは道路網の未整備という環境のおかげだ。(米国はその逆だ) もうちょっと進めると、これからの少子高齢化の環境では、現状の混雑は時間に解決してもらう方に舵を切って行くはず。高速道路網もLCCにうよる空港網も整備されてきたしね。 リニアの負担と東海道新幹線の点検補修が被ると、JR東海でも厳しいし、JR北海道や四国の貧乏はどうしようもない。と警告する未来もかかれている。 視点は新しくないけど思考は取り込むべき本。2014/01/23
まんぼ
2
鉄道業界の現状を,新幹線,大都市鉄道,ローカル線,貨物,リニアなどに分けて満遍なく述べられており,鉄道業界全般の知識を得ることができる. 鉄道を現状に近い形で将来まで継続していこうという著者の具体的な提案が各所に書かれているが,裏を返せば今後鉄道に大きな発展はないと述べられており,この業界の今後の厳しい状況が伝わってくる. JR3社が国鉄から新幹線をどのような形で引き継いだのか,国との関係やそれに伴う借金についてや,人口減の問題に対して業界再編を含めた大胆な予想など,興味深い箇所が多かった.2013/11/30
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