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内容説明
吉原を舞台に、男と女が色とカネをめぐって繰り広げる人間喜劇! 川柳作家の細かすぎる観察眼といじわるな表現に、思わず「バカだなぁ」とつぶやいてしまう一冊。落語ファン必読!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冬見
18
今年は吉原開業400年の年だそうで。江戸の話をする上で吉原は避けては通れぬ道。江戸川柳には、現代には残っていない、当時の人間ならば説明なしに分かる言葉、暗黙の了解が盛りだくさん。一句ごとに数行程度の解説を挟みつつ、吉原の場所や登場人物といった初歩的なところから、交通手段、しきたり、モテテクや家族への言い訳など吉原にまつわるあれこれを紹介。語り口は軽快でさらっと読めるが、侮ることなかれ。この一冊になんと800もの句が収められている。一冊読めば吉原の概要をざっくり掴めるので入門書に最適。良書。2018/09/29
kenitirokikuti
5
図書館にて▲「駆けてきて禿あのねを三つ言い」「くすぐると禿丸めたようになり」「新造は振る気ではなし寝る気なり」「新造は寝るも笑うも二人前」「笑わせなんなと新造来て座り」「お針さんお針さあんとむごいこと」「お針の詫びでようよう小手許し」「明け方をよくなんしと姉女郎」「身共らがまた来たと禿言い」「罷り越しさんと浅黄は名を付ける」「天命を知って新造買いに行き」「孫よりも可愛いそうで買いに行き」「新造の文 死に金を崩させる」「新造は干し大根に縒りをかけ」「隠居と新造 提灯に振袖」提灯に干し大根はご隠居の萎びた陰部2021/11/03
くまこ
1
タイトル通り面白かった。いくつかシリーズであるようなので他のものも読みたい。2018/03/10
代理
0
「さあここが紅葉だ見てもみないでも」「もてんとすべからず ふられじとすべし」が好き。時代が変わっても人は変わらない。たしかに川柳で吉原はネタに困らなそう。笑えない時こそ、ぐっとこらえて笑うのが粋なのかな。タイトル通りに面白かった。2018/07/31
ほっかいジンくん
0
吉原の遊郭が営業をはじめて400年だそうです。 そして、江戸川柳に吉原を詠んだ川柳がたくさんあるということで本書が書かれました。2018/02/21
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