内容説明
日本にとって、これほど悲惨な戦いが、ほかのどこにあったであろうか。同時にまた、圧倒的な敵をモノともせず、これほど将兵が勇戦敢闘し、軍人としての誇りを立てつらぬいた戦いも、他に類例がなかったのではないか。相共存する悲惨と勇武―太平洋戦争最後の大規模な立体戦、しかも最初の「国内戦」である。
目次
第1章 運命
第2章 錯誤
第3章 侵攻
第4章 死闘
第5章 反撃
第6章 撤退
第7章 丘
著者等紹介
吉田俊雄[ヨシダトシオ]
明治42年、佐世保に生まれる。昭和2年、海軍兵学校に入学、第59期。海大選科学生。蘭領東印度出張。米内光政、嶋田繁太郎、永野修身らの副官をつとめる。日米開戦前より軍令部第三部勤務、昭和18年より軍令部員・大本営海軍参謀。終戦時は中佐。平成18年12月、歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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