内容説明
中国の古典中の古典ともいうべき『史記』の全訳。「列伝」は、みずから歴史に参加し、国家・社会に強い影響を与えた人間たちの行為や言辞を伝える。第二十「楽毅」から「田単」「魯仲連鄒陽」「屈原賈生」「刺客」「淮陰侯」「劉敬叔孫通」まで。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かごむし
26
治世の才、乱世の才、王佐の才、統率の才、人を見る才。様々な人に光を当てる列伝を読んでいると、普段、「こうあるべきだ」という狭い固定観念で人を縛って把握していることに愕然としてくる。蕭何、張良、韓信といった、巨大な才能を持って時代を切り開く人がいる。その時、その場所で異才をもって光を放つ人もいる。歴史という総括の中ではほんの一握りの人だけが表に現れるにすぎないが、その背後にはどれだけのきらめきがひそんでいることか。誰かに評価してもらわなくてもいい。信念を持って生きたという自分の列伝を描いていきたいと思った。2016/07/16
加納恭史
20
八月後半からユーチューブでのウクライナ軍のクリミアのロシア軍基地の無人機バイラックタルの攻撃映像は凄まじい。基地の戦車や航空機のミサイルや機銃の攻撃による破壊は凄い。もうじきウクライナ軍の南部反抗は始まるかな。さて、列伝二に入り、「太平記」にも詳しく語られる廉ぱと藺相如の話が面白い。廉ぱ藺相如列伝二十一。廉ぱは趙の勇気ある将軍として有名。藺相如は役人として有名。だが、知謀の人。趙の恵文王は楚の和氏の壁(楚王に献じた名玉)を手に入れた。だが、秦の昭王がこれを聞いて言う、「十五の城をもって壁と交換したい」。2022/08/30
加納恭史
19
さて、ニセコの五色温泉に行ったり、ゆったりとし、再読してまとめを再開する。まあ、YouTubが意外と情報が速かったり、まとめが鋭く簡略なので感心もしています。まあウクライナ情勢も目を離せないしなあ。最近は「ゆっくり解説」もなかなか良いなあ。キァラクターの魔理沙と霊夢の語りも軽妙だな。それによると最近ウクラウナ軍の南部反抗はヘルソンで三ヶ所以上で突破口を開いたようだ。さて、史記6列伝二に戻って季斯列伝二十七から再開する。季斯の話を聞き、秦王は季斯を長史に任じ、はかりごとのため、季斯を列諸国に遊説させた。2022/09/04
Francis
8
史記・列伝二は屈原、呂不韋、李斯、韓信などの有名な人物ぞろい。時代が新しくなるとともに学者や官僚的な人物の列伝になるのは漢王朝の統治機構が整備され、政権が安定してきたからであろう。人物の選択に司馬遷の歴史観が反映されているように思われる。最後に出てくる漢王朝の都を長安に定めるように建議した劉敬、漢王朝の礼楽を定めた叔孫通の列伝は国家統治はどのようになされるべきかを後世の人に伝えようとして書かれたようである。司馬遷が後世の史家に模範とされるようになったのも当然のことと思われる。2025/05/24
roughfractus02
7
国家の物語には戦争と英雄がその中心を成す。が、春秋戦国から秦の統一に向かう前巻に続き、前漢成立までの第20-第39篇を収める本巻では、始皇帝と臣下らの思惑が交錯する磁場が国家の輪郭を作り、追放され自死する屈原、始皇帝のブレーン呂不韋、法の政治を訴える外客李斯らの多方向から読む者に「国家とは何か」と問う。秦を打ち倒した漢王朝でも、追放され匈奴側から漢を攻める韓王信が後半に配されており、上の問いは漢王朝にも投げかけられるかのようだ。その中に、著者は他者のために働いても見返りを求めない斉の魯仲連の生を差し挟む。2025/11/24
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