内容説明
『ダ・ヴィンチ・コード』に連なる傑作!
「よき『モナ・リザ』が悪しき『モナ・リザ』に永遠に取って代わられなければならない」(本文より)
ドイツ・ミステリーの新機軸となる、傑作エンタテインメント登場!
(上巻あらすじ)
ボストンに住む神経美学者ヘレンは、ある日、見知らぬ男からの電話を取った。
その男、パトリック・ワイズは、自分の父親が失踪し、それにヘレンの娘が関与している可能性があると言う。
離れて住む娘が行方不明になっていると知り、ヘレンは手がかりを求めワルシャワにあるワイズ邸へ飛んだ。
同じ頃、メキシコの高級リゾート・アカプルコでは、ミス・アメリカの候補者全員が行方不明になる事件が発生。
FBI捜査官ミルナーが現地に向かう。
さらに同じ頃、ブラジルや中国でミツバチが大量死し始める。
原因は、ウイルスか? ミツバチがいなくなれば食糧供給は瞬く間に崩壊し、人類は飢餓に襲われる。
ワイズの父親の部屋でヘレンが見たのは、壁に貼られた娘の写真と、モニター上の緑の数列と文字列――コンピューターウイルスだった。
そのウイルスは「人類の生活の基盤を破壊する」と、パトリックは言った。
世界各地で同時多発的に起きる一連の事件に、果たして関連はあるのか、ないのか。
21世紀とルネサンス、ヨーロッパとアメリカ、時間と空間を往き来する、空前の「美」のミステリー!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
127
上巻いまいち。どうしてだろう。absintheの好みのツボは全部押さえているはずなのに。なんとなくそれぞれ場面が断片的過ぎてつながりが薄いからかな。下巻で盛り上がることを期待。2018/05/29
future4227
51
ある意味すごい!上巻を読み終えても何の話なのか全く見えてこない。ミツバチの大量死、ミスコン女性集団誘拐、爆破テロ、コンピュータウイルス、醜悪整形、美術品損壊まで色んな事件が世界各地で起きる。黄金比や500年前のダヴィンチまで登場、そしてプラド美術館にあるもう一枚のモナリザ。とにかくいろんなことがてんこ盛りで、主人公も誰なのかよくわからないし。全てがバラバラの出来事のようで、なんかつながっているらしいのだけど、どう結びついていくのか予測不可能。下巻への期待大。2018/04/21
ほちょこ
34
ドイツと美術とネットウイルスと!さらに翻訳が酒寄氏と、まさに好みど真ん中なこの作品。読むのが惜しい!とか思いながら、チビチビ読む。さぁどんな展開になっていくのやら。下巻へ。2018/11/25
RIN
23
フランス人作家の手によるダビンチコードもの。フランス人らしい(?)”美”に対する価値観テロ、ってことなのかな?アメリカメキシコパリフィレンツェロンドンワルシャワ等々舞台が目まぐるしく変わり、FBI捜査官神経美学者ネットアンチウィルス会社の大富豪レオナルド等々視点も高速で転換する。そのまま映画になりそうだし、下巻でどう着地するか楽しみ。2019/04/12
Yuri
9
店頭で気になって電子書籍で購入。謎のミツバチ大量死、美女連続誘拐虐殺事件、なんかいろいろ盛りだくさん。主人公は神経美学の権威らしい。馴染みのない分野だけど、重要なポイントなのかしら。下巻も続けて読みます。2018/09/02
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