内容説明
生き返る「駒」、ワーアップ。軍艦島を舞台に奇妙なルールの下で続く七番勝負。過酷なバトルはいよいよ佳境に。そして明らかになる驚愕の真実とは? 将棋&バトルの究極エンターテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カムイ
45
上巻でダークゾーンは現実なのかそれともバーチャルなのか謎だった、展開も目まぐるしくなって着いて行くの大変だった。やっぱり塚田は嫌いなキャラだが少し可愛そうと思うところがある、目指すところに手が届かず挫折するし彼女にも酷い事をしてしまうしホントひで~やつなのです。サスペンスミステリーとしても面白かった、結末は薄々気づいていたがそれでも良かった、貴志祐介の将棋愛に感服するし相当な腕前らしいです、カムイも3手先手だったら羽生善治でも勝てるのに(笑)2021/04/29
kubottar
21
戦闘シーンよりもそのバックストーリーである断章の方が好きだった。物悲しいラブストーリーなのだが、貴志祐介特有のどうしようもならない状況を生きていく男女と、バッドエンド一直線の周りの動きもせつなかった。2018/01/15
きょん
19
異世界と現実の関係がどうなっているのか色々考えていたけど、なるほどそういう事ですか。現実世界での登場人物の愚かな行動から生まれる悲劇と、異世界であくまで第一局からしか始まらない出口のなさがにやりきれない感じがひとしおだった。2018/02/14
ふじさん
17
【上下巻併せての感想】第23回将棋ペンクラブ大賞、特別賞受賞作の二次文庫化。プロに上がれず燻っている奨励会所属棋士の主人公が、突然放り込まれた異空間「ダークゾーン」で怪物化した人間を駒に、殺し合いゲーム七番勝負に挑むソリッドシチュエーション・ミステリホラー。お世辞にも好感が持てるとは言えない主人公を始め、全編に横溢する胸糞の悪さ、息苦しさの中、藻掻くようにゲーム的な戦況の面白さに縋って頁を捲る読書体験は独特。この閉塞感は作中人物達が苛まれる焦燥とも恐らく同質で、自分までが盤上の駒になったような錯覚が→2022/02/13
ざちょう
16
スポーツや音楽などの趣味において、ルールの理解が深まるほど、技術が上達するほど、高度なことができるようになったという経験は、誰にでもあると思います。下巻では主人公と敵側がルールと仲間の能力、地形を理解していったことで、戦闘内容がより高度になっていき、熾烈な争いが展開されます。それと並行して主人公の過去が明らかになっていき、伏線も回収されていくので、ここもポイントかと思います。2018/01/20
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