内容説明
「くらがりに落ちた」。解決できなかった事件を奉行所ではそう言う。それらの事件を書き留めておくのが、南町奉行所永尋書留役である角野忠兵衛の役目。奉行所の角に忘れ去られた事件を、地道な探索でくらがりから引きずりだす忠兵衛を、仲間の同心はいつしか“くらがり同心”と呼ぶ――。窓際同心の人情味溢れる活躍を描いた人気シリーズから、著者自ら厳選した「精選版」!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
116
くらがり同心裁許帳・精選版1巻。2004年4月から15巻刊行されたシリーズ、今回精選版として8巻出版との事、2013年に5巻ほどど読んで以後読んでいないので新旧合わせて読みたいと思います。永尋書留役の角野忠兵衛さん窓際同心ではあるが隠れた才能の持ち主、表立って出しゃばらず人情味のある役どころ楽しく読めますね。2015/07/04
depo
1
図書館本。窓際同心なのにお奉行と直接話せ、極秘の任務を与えられる。お奉行も、もう少し優遇してやればいいのに。2021/10/20
goodchoice
0
なかなか日の当たらない永尋書留役にスポットを当てて、事件の真相をあばくよいうやや珍しい設定である。作者による精選版ということで、結構楽しめる内容と言える。2015/05/07
depo
0
図書館本。再読とは気づかずに借りてきて読み、ここに読了とあるのを見て読んでいたことを思い出した。 2024/02/04