内容説明
「幸せ」を大切にした古代ギリシャの哲学者たち。ソクラテス、プラトン、アリストテレス……偉大なる論客たちの多彩豊富な哲学語を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説。複雑に絡み合う思考が、すんなり頭に入ります。
さらに、タイトルは知っているけれど、ほとんどの人が読んだことがない『ソクラテスの弁明』から、ぶ厚い、なおかつ難解な『国家』、『ニコマコス倫理学』まで、読まずに人生を終わるなんてもったいない名著、絶対に押さえたい名作の数々は、“一体どんな本なのか”も解明! これであなたはもうギリシャ哲学通!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
からくり
3
神という曖昧さから脱却したのがギリシャ哲学のはじまり。神抜きの言葉は相対的で、人の尺度では真理の追求は困難となる。だが、ソクラテスは神を人との対話の場に引きずり出す。理性を持つ人は神と言葉で話し合える存在となる。人の理性の力を信じるプラトン、アリストテレスの段階で知性こそが至善となる。ここから理性への信頼が揺らぎ懐疑派・ストア派・エピクロス派が登場。人の能力に限界を見てしまう。そして最後に理性を捨て去ってしまうのがプロティノス。その後はキリスト教が登場し、人は救われるべき弱い立場へと再び戻る。 2022/05/04
エレラ
3
一冊丸ごとギリシャ哲学。神から離れたタレスたち、議論好きのソクラテス、哲人王の理想を掲げるプラトン、幸せについて講義するアリストテレスの姿が浮かび上がってくる。彼らが「哲学」の語源通りに「知」を重視したことが伝わってきた。アリストテレス以降の話の中ではストア派が最も気になった。2018/11/01
後藤
1
ギリシャ哲学の考え方がまあまあ頭に入ってきた。2023/12/25
しゅー
1
★★ オビの売り文句どおりです。2019/05/20
Ursula
1
そくらてす〜〜〜2019/03/17