電撃文庫<br> ガーリー・エアフォースVIII

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電撃文庫
ガーリー・エアフォースVIII

  • ISBN:9784048934794

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内容説明

アンフィジカルレイヤーで目の当たりにした出来事により、ザイの正体とグリペンの理不尽な定めを知った慧。彼女を解放するために、慧はこれ以上の戦いと、世界を救うことを拒否してしまう。そんな中、新ドーターの運用試験を行っていたイギリスのベンベキュラ基地が、ザイの戦略兵器により突如消滅。そしてザイの次なる攻撃目標は――小松!? 防戦にあたる独飛の面々だが、慧とグリペンの不在により苦戦を強いられる。はたして慧の選択は――? 巻末には那覇基地の守護神、バイパーゼロの活躍を描く短編も収録した、美少女×戦闘機ストーリー、グリペンの運命に立ち向かう第8弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
ザイの正体とグリペンの理不尽な定めを知った慧。彼女を解放するために慧は戦いと世界を救うことを拒否してしまう。そんな中、ザイの戦略兵器により小松が狙われる第八弾。絶望的な気分になるのは分かるけど、そこで何の解決にもならない子供っぽい現実逃避に走る慧にはちょっとげんなりして、それによって動揺するドーターたちには同情もしたけれど、グリペンの説得にはグッと来るものがあって、遠回りはしたけれど未来を変えるべく何とか乗り越えるしかないですよね。しかし短編の例を見るまでもなく、女心が分からない慧の鈍感っぷりは深刻だ…。2017/12/05

AKF-ZERO

18
グリペンと世界、どちらを救うか。慧に突きつけられた選択肢。拒んで悩んで自らの原点に立ち返り考え抜いた末選択した彼を待っていたのは…、ほったらかしにされてぶんむくれた愛しい彼女からの浮気者扱い(笑 これにはやや慧に同情の余地があるかと。ま、雨降って地固まるってやつですかね。表紙はついにバイパーゼロが飾った訳ですが巻末の短編にて登場です。慧の余りな鈍感力にこれまで耐えてきた明華でしたが、ついに堪忍袋の緒がぶちギレました。アニマであるバイパーゼロにまで恋愛について語られる始末。ま、死んでも治りませんしね。2018/09/06

まるぼろ

17
ザイの正体やグリペンや自身のこれまでの事を知ってしまった慧は、無力感から今後ザイと戦う事を拒否してしまうが、そんな折にイギリスのベンベキュラ基地がザイによって消滅してしまった事から事態は一変し…と言うお話です。流石に今巻の慧の行動には気持ちは分かるとは言え読んでいて辟易とさせるものがありましたが、これまでの失敗から学ぶというある意味当たり前の事に立ち返ってからは面白く読めましたし、またこの先の展開も面白くなりそうだと思えました。しかしエピローグでラーストチェカの見たものは…、次巻が気になります。2017/12/18

わたー

15
★★★★★前回は世界の謎が明かされ、今回はそれを知った主人公が運命に絶望し、戦いを拒否する。もはや手垢がつくほど使い尽くされた王道のストーリーラインではあるが、だからこそこうも私を燃え上がらせる。世界か彼女か。どちらをとっても救われず、だからこそ、苦しみながらも出した結論と主人公の覚悟がとてもよかった。まだまだ激戦は続きそうなので、これからも応援していきたい。それにしても、シリーズ序盤からいたキャラなのにバイパーゼロの扱いの雑さよ。2017/11/12

たこやき

14
やったー! 明華がようやくいいところを見せたー! な8巻。前作が1年以上前に刊行ということもあり、思い出しながらの読書だったのだけど、展開としては、王道なもの。ただ、間が空いた分だけ、感情移入がしづらい部分あり。しかも、明華の負けヒロイン確定では(笑) そろそろシリーズも完結だと思うだけに、もうちょっとテンポよく刊行されてほしい。2018/03/13

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