内容説明
パンデミックの恐怖を描く傑作長編スリラー。
テロにより妻子を奪われた天才技師が、復讐のため開発したコンピュータ・ウィルス「モナ」。ストックホルムの科学者エリックが善意で作った、脳波によってコンピュータを操作するシステム「マインドサーフ」を通し、実験台となった妻のハンナは未知のウィルス「モナ」に感染し死の淵をさまよった。
北欧ミステリ界の新星によるSFスリラーの傑作『モナ 聖なる感染』。その後編である本作は、いよいよ「モナ」が世界各地で暴れ出すところから幕を開ける。「唯一の生還者」であるハンナの血液からワクチンを製造しパンデミックを阻止しようとする者たちと、それを使って世界征服を企む者たち。さらに愛する妹をさらわれ奪還に命をかけるモサドの女諜報員、収監され厳しい尋問を受けながらも口を割らないスパイ「シノン」……。様々な思惑を巻き込み、物語は驚愕のラストへ。
アメリカ版『ゴジラ』脚本家による映画化が進む、スウェーデン発ノンストップSFスリラー、堂々の完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かりめろ
1
中国で新型コロナウィルスが検出されたニュースを受けて再読。舞台はスウェーデン。コンピューターウィルスが人間に感染し、「現在のところ、レンチウィルスとコロナウィルスとオルトミクソウィルスのハイブリッドみたいなもの」になって世界を滅ぼす生物兵器と化していく……。ほんとに、これ読んだら人混みに出るのはやめておこうと思う。笑 主役夫婦より脇役陣が魅力的で、なんといってもモサドの殺し屋レイチェルがかっこいい。せっかくタイトルになってるのだから、シノンをもう少し掘り下げてほしかった。2020/01/10
はるお
1
前作の続きとして惰性で読み終える。ひとつどーにもスッキリしてない部分があるんだけど…まぁいいか。 今まであまり親しみのなかったスウェーデンの地図を見るきっかけにはなった。2019/08/30
トウリン
1
サイバー&バイオに引き続いてのテクノスリラー? 長いけど、すごくサクサク読める。やっぱり、個々人が頑張るお話っぽい。でも、タイトルにするには彼のインパクト弱いよね。一番目を引くのはレイチェルかな。所謂ヒーローヒロインより、脇の人たちの方が輝いてる気がする。ハンナよりレイチェル、エリックよりイェンス、という感じ。なんか可愛いよ、レイチェル。映画にするなら彼女が主人公になりそう。2019/03/14
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