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内容説明
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「富田メモ」や『卜部亮吾侍従日記』をはじめ、昭和史における一級史料の発掘が相次いでいる。歴史史料は、どう読んだら理解が深まるのか。ノンフィクションとアカデミズムでは、史料の考え方、使い方はどう違うのか。側近たちが残した史料が語る昭和天皇の実像とは。昭和史研究の第一人者と、史料発掘の専門家が「史料の表裏」を縦横無尽に語り合う。
目次
1(昭和史史料の見取り図
史料の空白部分
史料発掘の裏側
歴史をめぐる「記録」と「記憶」
昭和天皇史料をどう読むか)
2(昭和史の転換点を読む
昭和史の虚実に迫る)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
14
○広瀬さんの部分が面白かったです。また、付録の一次資料索引のようなものがあり、読みたい本の参考になります。目を通したことのない本が多く、基本高価な本が主体なので吟味しながら購入していきたいと思いました。取り敢えず入江相政日記を入手しようと思っています。2020/12/08
あんどうれおん
3
ほぼ同じ時代を、ちょっとずつ違う立場で研究してきた知識人たちの語らい。主なテーマが昭和史である以上、あまり楽しんでばかりはいられない話が含まれる一方、史料に裏付けられた考察が次々と展開されてもいます。総じて興味深い思索に満ちた良書だと思います。2022/10/10
Stella
0
時間がたたないと出てこない証言もあれば、時間がたちすぎたことでほらを吹く証言者までいるので気をつけなければ。2008/07/09