内容説明
最高の編者によるライト・ヴァース傑作アンソロジー。平易なことばで人生や日々の生活感情をユーモアとともに描く、愛すべき名作の数々。ルイス・キャロル、ジャック・プレヴェール、ギュンター・グラス、ガルシーア・ロルカ、山之口貘などを一堂に会した、唯一無二のシリーズを1巻にまとめて復刊。
目次
1 ゆうべ女房をころしてしもうた 柳瀬尚紀編訳(おやすみなさい(ジョン・チアーディ)
ミグおばさん(マーヴィン・ピーク) ほか)
2 なげきぶし風の墓碑銘 窪田般彌編訳(庭園(ジャック・プレヴェール)
オルクニーズの門(ギョーム・アポリネール) ほか)
3 魔女様御優待乗車賃無料 池内紀編訳(木箱(クリストフ・メッケル)
記憶(ヨハネス・ボブロウスキー) ほか)
4 太陽の半分と月の全部と 藤井昇・桑名一博・米川良夫・池澤夏樹編訳(無題(ウンベルト・サーバ)
海のそばで(サバハッティン・クドレト・アクサル) ほか)
5 神様も大あくび 谷川俊太郎・渡邉一考編(MURMUR(稲垣足穂)
燻製にしん(シャルル・クロス) ほか)
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年東京生まれ。現代日本を代表する詩人。52年、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以後、詩、絵本、翻訳など幅広く活躍。2020年にはチャールズ・M・シュルツ『完全版 ピーナッツ全集』の個人全訳を成し遂げた。2024年没
柳瀬尚紀[ヤナセナオキ]
1943年根室生まれ。翻訳家・英文学者。2016年没
窪田般彌[クボタハンヤ]
1926年英領北ボルネオ生まれ。詩人・仏文学者。早稲田大学名誉教授。2003年没
池内紀[イケウチオサム]
1940年姫路生まれ。ドイツ文学者・エッセイスト。2019年没
藤井昇[フジイノボル]
1925年東京生まれ。ラテン文学者。慶應義塾大学名誉教授。2003年没
桑名一博[クワナカズヒロ]
1932年東京生まれ。スペイン文学者
米川良夫[ヨネカワリョウフ]
1931年東京生まれ。イタリア文学者。國學院大學名誉教授。2006年没
池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年北海道生まれ。作家・詩人
渡邉一考[ワタナベイッコウ]
1947年神戸生まれ。編集者として東西の異端文学の企画を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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