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内容説明
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ながらく原子力推進の仕事に携わってきた著者は、福島第一原発から七キロ、温暖で暮らしやすい富岡町に家を構えた。そして3.11、東日本大震災と原発事故-。突然の避難指示と、改善の進まぬ避難所生活を強いられるなか、原発によって、周辺住民がこんな目にあってはならないと、推進してきた者として、身に沁みて感じるようになる。原子力政策、体制の問題を指摘してきた著者が、関係者として責任を感じつつ、その内実を語る。
目次
第1部 原発事故に遭う(震災、原発から逃げる
避難所ビッグパレット
避難所で考えたこと)
第2部 原発を考える(知られざる原子力の世界
原子力と安全
致命的なリアルさの不足
原子力の本当の怖さ
原発の条件
原子力関係者の責務)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かっぱ
4
原発推進者であった著者の反省の書。福島第一原発から目と鼻の先に住まっていた著者の、郡山市での避難所生活体験が半分を占めている。実は自分は平成23年3月11日にどこにいたかと言うと、福島県会津若松市にいた。もちろん地震も体験したし、12日と13日はJR郡山駅前の避難所で過ごした。自分は旅行者であったので、臨時バスで14日には帰宅の途に就くことができたが、その後も避難所での生活を余儀なくされている人達のことを考えると、いたたまれないような気持ちになることがあった。正直、西に戻ってからは、この震災に対するこちら2011/11/12
te_R9
2
なんだかタイトルと内容の乖離が大きいと思った.避難者としての苦悩や問題点は詳しく書かれておりドキュメンタリーとしては貴重な内容だったが,原子力ムラの話はどこか評論家的な文言で推進者としての自己批判が少なかったのが残念に思う.2011/11/12
okadaisuk8
1
避難の記録と、これまでの原子力のあり方への考察という事実上の2部構成。どちらも詳細な記述が示唆に富む。2022/01/31
Naota_t
1
メディア等でマクロなことは大体分かるが、ここまでミクロな、当事者の実体験に基づいた話は、ほんと意見一つ一つの濃度が濃い。 自分は、震災当時は東京の会社で仕事をしていて、結構怖い体験だった。 こういうことで一番大事なのは、“当事者意識”何だと思う。 別に本書を読んだからって、何かしろ!っていう訳では全然ないけれど、“当事者意識”を(持たなくともいいから)知ることで、自分の持っている考え方とか、これからの行動が少しでも変わってくると思う。 2013/03/17
最終バック九番手
1
大組織の定年退職者らしい振る舞いを避難所でも遺憾なく発揮しているので自治体担当者の苦労がしのばれた…まずはオフサイトセンターの責任問題からとりかかっていけば芋づる式に全貌が明らかになったりしないだろうか…諸般第1刷:2011年10月14日…本体780円2012/01/07
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