新潮文庫nex<br> 100回泣いても変わらないので恋することにした。(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
100回泣いても変わらないので恋することにした。(新潮文庫nex)

  • 著者名:堀川アサコ【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2017/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101801001

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内容説明

地方都市のしがない学芸員として働く手島沙良は、仕事の途中で体長15センチの謎の小さなおじさんを発見する。彼の名は槇原伝之丞。孤独な人間にしか見えない存在だという。なりゆきでその願いを叶えるハメになった沙良だが――。ひょんなことから出会ったイケメンは訳ありで、街に伝わる河童伝説が蘇ったり、あげく殺人事件発生? 彼女の平凡な日常は今、涙とともに変わり始める。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にいにい

55
流石、幻想系の堀川アサコさん。タイトルからこの内容は想像出来なかった。登場する男女のドロドロも凄すぎる。生き別れた母親や、恋したイケメン、轟木家や貝森家も、、、 また、途中から、ミステリーが始まるとは、ビックリ!でも、槇原伝之丞がABO血液型を知っているのは時代的に合わないかも(明治33年以降だよね)と細かいところは置いておいて、サラッと読めて面白かった。小さいおじさんや河童屋(屋号)さんがいい~。「幻想郵便局」の青木さんを思い出す。「因果応報ラブ」最高! 2017/07/17

寂しがり屋の狼さん

47
これは、ハッピーエンドと言ってよいのでしょうか?(・・;)この男とは恋はできないなあ…小さいおじさんは素敵(笑)(*^.^*)2020/06/27

yamatoshiuruhashi

41
「小さいおじさん」続編。堀川アサコ、芸風が幅広いがこれはダメな方の最先端。読んだだけ損。唯一の救いはBook Offのお買徳本だったことだけ。横溝正史のようにドロドロと肉体関係のある人間が家族の中で交錯し、爽やかそうに見える主人公も結局そのドロドロの中の一環。それでいて母親と関係のあった男との「恋」が忘れられずそこへ回帰。推理小説としても書きなぐりの域。「小さいおじさん」が面白い存在というだけ。河童、幽霊を出せば話が盛り上がると思っているのか。それでも著者の本、調達済みがあるのでまだ続く。2021/10/04

ぽろん

35
まさかの小さいおじさんに再び逢えた喜びも束の間、題名から想像もつかない、弾けっぷりに、流石のファンタジー好きの私も口をあんぐり〜。今回は、節操ない人が多過ぎたのでは⁈まあ、面白くはありました。2017/09/02

よっち

35
孤独な人間にしか見えないミニサイズな明治時代の名士・伝之丞に取り憑かれた地方の新人学芸員・手島沙良が、彼とともに身近に起きる騒動を解決してゆく物語。伝之丞と出会ってから生き別れていた母親との再会やイケメンとの運命の出会い、友人と職場の同僚の恋愛や河童の復活、殺人事件で探偵役を任されたりと、次々と騒動に巻き込まれてゆく沙良。地道に頑張っているわりには報われず、自分の気持ちにもなかなか素直になれなかった沙良でしたけど、遠回りしながらもたどり着いた結末が、彼女の幸せな未来に繋がっていると信じたくなる物語でした。2017/06/28

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