ランチ酒

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ランチ酒

  • 著者名:原田ひ香
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • 祥伝社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784396635343

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内容説明

犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される……。今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯! 心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

725
王様のブランチで紹介されてから、図書館に予約したので、ようやく読めました。原田ひ香、初読です。ランチ酒をテーマにした連作短編集、小説としては微妙な感じはしますが、ランチも酒も美味しそうで楽しめました。私はせいぜい月に1,2回ランチ酒を嗜む程度(①ランチドリンクにグラスビールorグラスワインがあり、午後の仕事に支障がない場合、②お客さんとの会食で飲酒が必然な場合、➂休日の観光時)です(笑)しかし「見守り屋」なんていう職業が存在しているんですね。2018/03/06

ミカママ

572
読メでもたくさん登録を見る作家さん。わたし的には期待値高かった『三人屋』が少々残念で間が空いていたので、久しぶりのこちら。いやぁいいじゃないか(謎に上から)。町グルメであり、真っ昼間からのアルコールもあり、そして人情話もありで、まさにわたし好みな作品。稼げなくてもいいから他人様のお役に立てて、ひとりランチや酒を楽しむような人生、わたしもいつか送ってみたいな。2022/04/05

ウッディ

548
依頼人が不在の夜間、子供や老人等に付き添う見守り屋として暮らす犬森祥子、彼女の楽しみは仕事が終わった後のランチとお酒。吉田類の酒場放浪記みたいな感じで、祥子が選ぶランチの基準は、お酒に合うかどうか。どの料理も美味しそうで、行ってみたくなります。仕事内容やその日の気分からどんな思考で何を飲んで何を食べるかを決める過程が興味深く、見守り屋として消耗した心を癒す唯一の楽しみがランチというのが少し切ない。特に元夫の再婚を娘に告げる代官山のフレンチのシーンはジーンと来ました。今後も続いて欲しいシリーズです。2019/01/16

Yunemo

450
これって良いよね!思わず声に出る一言。晩酌と夜食じゃなくランチ、それにプラスの一杯の至福。職業的に夜勤明けという状況下でのお話。と、表面的にはほのぼの感が。でも、「見守り屋」(こんな職業よくよく考えついたものと驚き)、という職業、離婚して離れて暮らす娘を想い、自身の孤独感を紛らわせ、何だかやるせなさの想いが強まって。離婚の理由も娘を手放す決断も、輪をかけて。そんな中での料理とうまい酒、この組合せが新鮮で。アラサー女性がするから絵になって、私等男にとってもハードル高し。自身、一人焼き肉、まだまだできなくて。2018/01/08

うっちー

434
いっそのことグルメ本にして下さい2018/05/08

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