ビッグコミックス うずまき（１）

著者名：伊藤潤二【著】

小学館（2017/11発売）

• ISBN：9784091857217

内容説明

▼第1話／うずまきマニア：その1▼第2話／うずまきマニア：その2▼第3話／傷跡▼第4話／窯変▼第5話／ねじれた人びと▼第6話／巻髪▼あとがき
●登場人物／五島桐絵（黒渦高校の生徒。本作の主人公）、斎藤秀一（桐絵の元同級生。隣町の高校に通っている）
●あらすじ／女子高生の五島桐絵は、隣町の高校に通う斎藤秀一を駅に迎えに行く途中、路地に座り込んで壁をじっと見つめている秀一の父親を見つけた。彼は桐絵のあいさつにも気付かない様子で、壁にはりついたカタツムリの殻を見つめ続けていた。駅で秀一を出迎えた桐絵は、彼にさっきの出来事を話すが、秀一はその話題を避けた。公園で秀一は、自分の住む街、黒渦町に嫌悪を抱き始めていることを打ち明ける。帰り道、秀一はつぶやく。「渦…渦だ…うずまきだ…このまちはうずまきに汚染され始めている　　…」（第1話）。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ともかず]

うずまきに呪われた？海沿いの街が舞台の話。おでこにうずまきが生まれた女の話は、見覚えがあった。こんな話だったのか。けど2巻はいいかな笑。ただ、うずまきをテーマとしてこれだけいろんな幅の話を作れるのは凄い！！

2017/09/06

[なお]

不気味だわ( ´;ﾟ;∀;ﾟ;)怖い。うずまきが街を襲う、何だろうこのうずまきは…

2019/03/20

[5〇5]

海沿いの町・黒渦町で次々と起きる怪異な出来事。初の伊藤潤二作品だが、まず画のインパクトが強烈だ。これは脳裏に焼き付いてしまいそうだ。モチーフのうずまきをさまざまな禍々しいエピソードで表現しながらも、そのあまりの過激さと過剰さに唖然としてしまう。怪異に巻き込まれた主人公、高校生で清楚な桐絵と同学年の秀一の運命が気になる。😱

2023/11/14

[nada]

怖くなかったけど…変？と思います でも楽しかった！伊都潤二先生の作品を読むことはじめてです ^^

2021/10/26

[真田ピロシキ]

20年くらい前に読んで以来。ラブデラックス！ヘビーウェザー！メビウスの輪。ジョジョと重なる表現が目について、6部よりはこっちが少し前なのでその辺は影響を受けているのかもしれない。7部の回転もそうかな。鬼才漫画家同士で通じるものを感じられる。描写としてはかなりグロテスクなのに笑えてしまうのがいつもの伊藤潤二先生。貧しさから来る人の心のねじれ。うずまきのように人の目を引きたいがために身を破滅させる人達。20年前より今の世にこそ突き刺さった話になっていないだろうか？

2023/04/15