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内容説明
人気アニメーターから、旧「リュウ」誌上で『アリオン』を連載しマンガ家へと転進した安彦良和が送る伝奇コミック。寛永十五年。キリシタン一揆勢を全滅させた江戸幕府が、異教徒に対する圧政を敷いていた。そんな日本に戻ってきた天草四郎は、新たな生き方を選択する。宮本武蔵、松平信綱といった誰もが知悉する歴史上の人物を交えたアクションの決定版。ここに完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
6
最初に読んだ時には、せっかくの超高級素材をここまでコメディー活劇にしちゃうのは勿体ない、、、と正直思った。しかし、「沈黙」に描かれた日本のキリシタンの歴史を学び、台湾をぐるっと一周した今あらためて読むと、この物語の豊饒さに感嘆するしかない。。四郎もミカも伊織も我雅も、それぞれが大きな悲しみと葛藤をかかえている。それが、シリアスなドラマではなく冒険活劇として描かれてるからこそ、切実なものとなる。2017/12/16
てんてん(^^)/
5
やっとこさ読み終わりました。最終章あたりに来てやっと「あ、鄭成功って聞いたことある」って思い当たるあたり、日本の教育の薄さ広さを思い知ってしまいました。(笑) 確かに天草四郎生存説とかトンデモなんですが、何か勉強になります。 それにしても最後までチャンチャンバラバラ破天荒で面白かった。 このテイストで次は源義経=チンギスハン説とか、土方歳三馬賊説とか。(笑)2013/06/12
北白川にゃんこ
3
まあハッピーエンドなんじゃないでしょうか2023/12/28
ICH
2
怒涛のドタバタの幕切れでした。なんか、打ち切りのTVアニメのような感じです。天草四郎=鄭成功の設定が面白く、特に「踏み絵」の意図を伊豆守が口にするシーンは、偏狭な一神教について考えさせられます。2013/03/20
denz
2
キリシタンものは、シリアスにやると本当に悲惨な話になってしまうために、軽いノリにしたというのだが、うーん、やはりシリアスものにした方が良かったかな。しかし、最後に登場する鄭成功がカッコよすぎる。2012/12/31