内容説明
日本を代表するクラシックホテルの日光ミカドホテルは、経営難に陥り世界的リゾートグループのリゾルテ・ドゥ・ビーナス傘下に。創業家の長女、松平貴子はビーナスから執行役員になって目標値を達成すればミカドを返すと約束される。一方、謎多い中国の大富豪から救済案の提示が。陰謀の渦巻くなか貴子が闘う!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三代目 びあだいまおう
258
ハゲタカシリーズの外伝的位置付け。お馴染みの松平貴子が主人公。経営難から外資に取られたミカドホテルを取り戻すため関係者と対峙する貴子。謎の中国大富豪や、ハゲタカ鷲津の元右腕:故アランの恋人だった美麗らが絡む陰謀が渦巻きだす。今のところ鷲津の存在も皆無で、貴子のやり手感もあまり感じない。その分様々な決断への貴子の苦悩が滲み出る。ビジネスにおいて、誰を信じるか、何を信じるかの決断は最大の選択だと思う。百戦錬磨の手練手管の誘い文句や陰謀は虚実ない交ぜ、誤判断即地獄!貴子の闘いの行方は?期待増す上巻でした‼️🙇2020/05/20
小説を最初に書いた人にありがとう
95
何年かぶりのハゲタカシリーズ。スピンオフ的な話なのか、松平貴子が主人公の模様。2.5と言うことはどこの時間軸なんだろう?読み直す必要があるな、今のところ鷲津は直接的な絡みなし。スケールの大きい話と貴子のミカドホテル奪還の個人的話が両輪で動くのか。読んでて熱海のホテル再生の話が面白いから、そちらを膨らましてほしいと思うが無いだろうなと感じつつ下巻へ。2017/12/05
sayan
62
作品としては真山作品らしい直球の経済小説、というよりも、スピンオフ作品といったところか。これまでの登場人物を知っている、あるいは関係するストーリーの流れに親しみがあることを前提に、本書の物語は展開をしていく。個人的な感想になるけれども、登場人物があまりクリアに見えてこず、今回は脇役で上巻ではほとんど登場してこないこれまでの主役級の影に隠れてしまっている。スピード感があるとはいえず若干中だるみ感があり残った。とは言えまだ上巻、本書で仕込んだ伏線が下巻でどう回収されるのか楽しみ。2018/05/15
PEN-F
42
ハゲタカシリーズのヒロイン的存在でありながら、いまいち登場回数も少なくて物足りなさを覚えていたところでの待ちに待った今作「松平貴子・ホテルミカド編」。相変わらず大きな唸りの中で振り回されているだけ感は歪めないが、様々な利権、私欲、思惑が複雑に絡み合う中、買収されたミカドホテルを取り戻すことができるのか?下巻へ続く…。2021/12/26
Walhalla
41
『ハゲタカ』シリーズのスピンオフ作品ですね。 鷲津さんがほとんど登場しませんので少し不安ですが、下巻に続きます。2019/07/30
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