内容説明
「嫌われるのが怖くて、誰にでもいい顔をしてしまう」「相手の機嫌を気にしてばかりで、自分の気持ちはいつも後回し」と悩んでいる人へ――。心理学の権威による、心許せる人間関係を築くためのアドバイスが満載の1冊です。 著者紹介 加藤諦三(かとうたいぞう)1938年生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973~1975年と1990~1991年までハーヴァード大学イェンチン研究所準研究員。1996年から現在までハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。1977年、早稲田大学教授に就任。専門分野は精神衛生、心理学。現在、早稲田大学名誉教授、日本精神衛生学会顧問。ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」のレギュラーパーソナリティーを半世紀近く務める。2016年、瑞宝中綬章受章。『「安らぎ」と「焦り」の心理』(大和出版)など著書多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
29
母の本棚から。古かった。1992年25刷発行。内容はなかなか辛辣な表現を含みあまり心地好くはなかったけどそれは自分自身ネガティブな面に思い当たる節があるからなんだろうね。「他人の言葉が私を傷付けたのではなく自分の劣等感が他人の言葉に反応したのである。」そうなんだよね。だとしたらこの世界で私を傷付けるのは私だけ。幸せになる勇気を持とうとしている私は私を傷付けない。執着を捨てれば求める境地に至れる。自分の人生に責任と自由を。★★☆☆☆2020/09/26
ゆりこ
5
「思いやり」があるようで、実はない人たち。人を操作することに終始する人、される人。その関係と病理性を分析する良書。1994年刊行本の再編版ということで、時代先取り感に驚いた。2018/06/13
菊田和弘
2
自分が自分になろうとしない人たちの多さに改めて気づき、読んだ。よくわかったのは、本物のありがたさ。本物になろう。2017/08/22
えりここ
1
自分にも思い当たる節がたくさんあり、心が痛い。2020/01/10