内容説明
ひとりは勝算なき「ビール事業」に挑み、もう一人はベトナム戦争の最前線に身を投じる。生産量世界一のウイスキーをつくったサントリー佐治と無頼派作家開高の不思議な友情がかなえた、巨大な夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふう
7
『十三坪の本屋の奇跡』で紹介された本。巻頭の、開高健のベトナム戦争従軍の記述は度肝を抜く。鳥井信治郎、佐治敬三の件はあちこちで読んで知っていることも多いが、開高健の方は、アウシュビッツ博物館の体験話など、本人の著作への関心が募った。2021/04/10
AU.Step
5
佐治敬三と開高健の物語と言いながらも、二人が絡む場面は上巻ではほぼ無い。バックボーンを説明するためサントリー創業者である鳥井信治郎と創業期の物語にかなりの頁数を割いている。この部分もまた興味深いが、本題は下巻という事なのだろう。2019/11/10
ろぶくん
4
上巻は創業者の信治郎の話が多い。創業者ならではのスケールの大きな話と後の大企業となる他の創業者との逸話が盛りだくさん。竹鶴さんも出てきます。2019/06/29
rincororin09
0
感想は下巻で。2017/11/22
Zoo
0
佐治敬三と開高健に関する物語だが、上巻では2人の話はほぼ欧州旅行に限られており、専らそれぞれの生い立ちが個々に描かれている。サントリーは創業期から小林一三、松下幸之助、竹鶴政孝といった大物との関係の深さは有名な話だが改めて戦後中/戦後復興時の企業家のスケールの大きさを感じたほか、サントリーのウイスキー事業の進出、ビール事業進出といった壮大な夢を追いかける姿を追体験できた。やってみなはれという号令の基、様々なことに挑戦する同社だが一方で「儲からない事業は道楽」と断じ、儲けに貪欲なえげつなさも印象に残った。 2017/11/12
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