内容説明
ネットで大人気! 超復讐系ダークダンジョンファンタジー、運命の最終章!第二次聖征戦争を制し、列強の大軍勢を退けた亡国の兄妹、アルアークとハルヴァー。その後も彼らは次々と大商人達や魔法帝国の裏切り者達への復讐を果たしていった。そしてついに、魔物を従えた地下帝国の大軍団は聖王国の都へ怒濤のごとく雪崩れ込んでいく。勇者、魔王、天使、竜……。超弩級の戦士達が雌雄を決すべく争う中、兄妹は怨敵、教皇へ復讐の最終決戦を挑む! 世界を破滅へ導く聖と邪の戦いの行方やいかに――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アウル
9
兄妹達の復讐の物語最終巻。地下帝国が先ずは周辺国家に復讐。教皇との最終決戦をむかえる前に身辺整理していく。周りの配下達も兄妹に頼るだけではなく自分で考えたりし自らの道を進んでいくようになったな。最後にアルアークが言った勝者の話は正しくその通りだなと思った。2016/01/01
さっきだったとら
1
おどろおどろしい魔法や道具、魔物などの名前や設定が秀逸。殺戮や拷問、罠といったおぞましい雰囲気の演出も素晴らしい。復讐に手を染めつつも誠実で純粋な地下帝国と、正義を掲げながら卑劣で虚偽に満ちた聖王国との戦いもついに完結。兄妹にとっては大きな代償を払うことになったが、復讐の先にあったはずの破滅的な最悪の未来は回避され、地下帝国としてはおおむねハッピーエンド。全てが終わった後、配下たち一人ひとりのその後の描写がグランドフィナーレの余韻を感じさせ心に響く。いいね、これ好き。2016/10/24