メディアワークス文庫<br> 明治あやかし新聞 二 怠惰な記者の裏稼業

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メディアワークス文庫
明治あやかし新聞 二 怠惰な記者の裏稼業

  • 著者名:さとみ桜【著者】
  • 価格 ¥671(本体¥610)
  • 特価 ¥335(本体¥305)
  • KADOKAWA(2017/10発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048934091

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内容説明

日がな一日サロンで惰眠を貪る日陽新聞社の記者・久馬と、役者崩れの妖美な男・艶煙。とある事件が切っ掛けで知り合った香澄は、彼らが行っている“妖怪記事によって人助けをする”という裏稼業を手伝う事となった。しかし、真実を知らない兄の主計は彼らと行動を共にする事を快く思っておらず「仕事を辞めろ」と言い、さらには同僚との見合いの席を設けてしまい――!? 香澄の恋も動き出す、大人気明治あやかし物語第二弾! 「産女の怪」「のっぺらぼうの怪」「河童の怪」三編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

36
久馬たちの妖怪記事によって人助けをする裏稼業を手伝う事となった香澄。真実を知らない兄の主計がそれを快く思わず、同僚との見合いの席を設けてしまう第二弾。子を身籠った女を振った兄の同僚への復讐、道場の娘をかどわかす男への対応、間違って納本してしまった本をめぐる顛末。わかりやすい勧善懲悪に加えて、今回は兄との意見の対立が顕在化しましたけど、それは妹を心配するがゆえの想いであって、いろいろ頑張った久馬はどうやら兄に認められたような気がしないでもないですが、香澄自身はまだまだ自覚には遠そうですね(苦笑)続刊に期待。2017/10/17

あゆみ

22
★★★★★ 久馬のキャラが好みなので続編が出て嬉しい!悪者を懲らしめたり困っている人を救ったりする勧善懲悪な話は読んでいて楽しい。香澄の兄が久馬を敵視するも余裕綽々な態度の久馬がいい!香澄にはもう少し成長してほしい。日陽新聞社で働きたい、妖怪記事で人助けをするという久馬と艶煙の裏家業を手伝いたい、結婚はまだしたくないと、納得のいくような理由を話さず要求だけして認めてもらえないと兄を避け続ける香澄にも、そして誰もそんな香澄を厳しく叱らないことにもイラッとしてしまう。2017/10/11

たんぽぽ

21
妹思いの堅物の兄様としては、そりゃあ久馬が気に入らないのでしょうね。 主計からみたら、本人も気がついていないような香澄の想いが見え見え。心配でしょうがないのが微笑ましい。 妖が登場するわけではなく、妖のせいにすれば、だれも傷つかない。下衆なやつがやっつけられれば、すっきりする。面白いシリーズだと思います。 2018/06/15

とりこ

15
シリーズ2冊目!久馬と香澄の話が中心で艶煙の出る幕なしだったな。河童の怪が一番面白くて久馬まさかの色目だったのか。やられちゃった香澄お気の毒。恋愛に発展しそう。2024/04/10

HANA

14
人を助けるために妖を記事にする新聞記者の話。今回は香澄さんとその兄との話が多かったような。この時代なら確かに、という展開だとは思うけれどなかなか強引な兄の行動には驚き。なんだかんだ平和な感じで進んでいく話が面白かった。次も楽しみ。2017/10/26

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