幻冬舎時代小説文庫<br> 秘め事おたつ 細雨

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幻冬舎時代小説文庫
秘め事おたつ 細雨

  • 著者名:藤原緋沙子【著】
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • 幻冬舎(2017/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344426658

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内容説明

両国の稲荷長屋で金貸しを営むおたつ婆は、口は悪いが情に厚く、困っている人を見過ごせない性分。ある日、常連客の弥之助が身投げを図ろうとした女を連れてくる。訳も訊かず寝食を与えるおたつに、女は自身の過去を語り始めるが……。誰の身の上にもある秘め事。それらを清算すべく、おたつと長屋の仲間達が奮闘する書き下ろし新シリーズ第一弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

109
秘め事おたつ 「細雨」1巻。長屋で金貸しを営む、おたつ婆口は悪いは取り立てはキツイが、困っている人を見過ごせずお節介や揉め事に乗り出す婆、いやいやおばあさんですね、弥之助に岩五郎ともいい感じで、おたつさんの秘め事次巻はどうなるのかな。2018/02/27

やま

87
秘め事おたつ1作目 2017.10発行。字の大きさは…中。 花岡藩の奥女中を取り締まる重いお役の多津が、5年前に殿様の命により側室・美佐様の子・吉次郎を探すため裏店・稲荷長屋にて金貸しを営む。 名前を「おたつ」に変えて。「細雨」は、大川に身を投げようとした醤油問屋・丹波屋のおかみさん おちよを助けるために奮闘する。 「朝顔」は、すりの小僧・又吉の実の母を探し当て二人を会わせる。 おちよも又吉も不幸のどん底に居ながら明るく真っすぐに生きている。そして、幸せをつかむ。 次作が楽しみです。2019/09/11

はつばあば

53
やっぱり時代物、ほっこりしますわ(#^.^#)。しかも主人公は婆、私も婆。おたつさんのような青茶婆にはなれませんが、昔は私もお節介婆でした。口は悪いけど人情はありまっせ。好きや嫌いやなんて若いうちだけのもの。人情モノが一番!、おちよといい、又吉といい健気さにホロっとしますわ。4巻まで揃えていますので続きが楽しみです2023/03/12

真理そら

48
長屋に住む烏金のおたつさんは元奥女中。訳あって人探しをしている。朝顔はあまりにもきれいにまとまりすぎて読者は驚く。が、こういうタイプのシリーズなのかもしれない。もうすぐ次巻が出るので読んでみた。2019/08/01

kei302

32
文字が大きくて読みやすい。特に、夜の読書には。シリーズ1作目。このシリーズのテーマは「親と子」生みの親と育ての親。 訳あって烏金をしているおたつさん。 きっぱりした、時にはずけずけと痛いところを指摘するが、困っている人を放っておけない性分。 おたつさんが自分に課したミッションの今後が気になる。2019/10/01

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