内容説明
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意思決定はシステムの複雑性や評価の多様性、将来の環境の変化等、多くの不確実性との闘いである。本書は意思決定の様々な不確実性を分析する各種の理論を体系的に解説したものである。応用統計の理論からOR理論まで、意思決定の不確実性分析に役立つ多種多様な理論が、数学モデルにまで踏み込んで解説されている。それらの知識はシステム分析の技術者のみならず、意思決定者やシステム管理者にとっても有用である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
87
この本は意思決定の本なのですが、どちらかというと軍事的な意思決定についての論点が多いようです。副題は「不確実性への挑戦」となっているので最近のベイズ統計学などからの分析なども期待したのですが、もう少し数学的な分析が多い気がしました。水準としては高い方なのでしょう。理論が中心でケースが少ないと思います。2016/05/27
unflyable
2
軍事関係だけではなく幅広くORについて紹介した本。広く浅くというよりは数的計画法やゲーム理論にやたら頁を裂いてあったり、テーマごとに差がある。微積分の式がでてくるので、自分の頭ではサッパリ理解できなかった。数学をやり直さなくては……。2017/06/19