内容説明
新暦307年、世は人類退廃の時代。東京開拓部隊の茅原那姫(かやはら・なつき)は、この星を支配する環境制御塔で発見された青年・東雲一真(しののめ・かずま)と出会う。
しかし記憶なし、常識なし、経歴不詳な一真に振り回されて!?
やがて全ての真実が明かされた時、一真の隠された力が解き放たれ、世界の命運をかけた人類最強戦力の闘いが始まる!
巨躯の怪物、天を貫く塔、十二の王冠種――人智を超えた勢力に挑むミリオンクラウンとは!?
人類再演の物語、此処に開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
53
世界観が創り込まれていて、そこは楽しいのではあるが小説としては説明パートが勝ちすぎる印象。初巻はまるごとチュートリアルといったところか。2017/10/05
ツバサ
17
この廃れた世界的と過去からやってきた主人公っていう世界観だけでも面白い。1巻は導入という部分で終わったけど次巻はどうなるのか楽しみ。2017/10/21
BUNBUN
13
面白かったです。世界観や設定もしっかりしていて楽しく読めました。能力の説明はちょっと難しくてわかりにくかったけれど、問題なく読めたのでよかったです。 キャラクターもよかったので、今後の展開に期待できそうです。あと、これはアニメで見てみたい気がしますね。2017/12/10
真白優樹
10
―――滅びゆく世界に示せ、未来を拓く希望の力。まず最初に世界観からして素晴らしい、心を揺さぶり擽る。そんな世界で戦うのは同じ力を使う彼の如き力を持つ青年を筆頭に魅力的過ぎる者達。日の目を見ない内に磨き上げた力を以て再び創造されたこの作品。竜ノ湖先生の作品が好きな読者様は心の底から満足できる事請け合いである。あの世界と繋がるこの世界、このまま滅びを迎えるのか、それとも人類は再び舞台の中心へ躍り出るのか。諦めず戦う人類、そして最強の力を示した青年。この世界はどこへと向かうのか。 次巻も心の底から楽しみである。2017/10/01
HANA
8
未来のほぼ水没した日本に流れ着いてしまった主人公が、酷い状況でも前をむいて進み続ける人達と一緒に脅威と戦う話。なかなか設定が面白く進み方が分かりやすいので読みやすかった。ほとんど主人公の設定が出てこなかったのでこれからの展開が楽しみ。2017/11/06