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内容説明
世界最高峰、ロシアピアニズムの伝統を引き継ぐ現役女性ピアニストが、代表的なピアノの名曲を平易に解説。プロにしかわからないユニークな視点が満載、この本を読めば音楽鑑賞の楽しみが倍増すること間違いなし。アマチュアピアニストへのヒントも一杯。全てのクラシック、ピアノ音楽ファンにお勧めです!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
110
ロシアのピアニストで日本を本拠地にしている筆者が編集者と家人の力を借りてのピアノの名曲についての随筆のような批評のような感じの本です。いままでのこのような本と違うことはかなり作曲家の楽譜を掲載して論じてくれていることです。バッハから始まり10名の作曲家の有名なピアノ作品についての知識が増えました。この方のCDを聴いてみたい気がします。2017/10/27
テル35
67
「知性」をタッチと音響で表せるピアニスト。僕はラヴェル「クープランの墓」をおすすめします。抑制された音塊が鍵盤の数十cm上空で鳴り響き、転がる。初めて聴く隠れたハーモニーも浮かび、消えていく体験。「メカニカルな雰囲気をキープしながら、ポエジーを大事にしてほしい。歌の方がクリアに聞こえることをラヴェルは望んでいるのです。水の動きの雰囲気の中で歌がクリアに現れたら、それで十分だと。柔らかい音、響きを作るためには、指の強さと、鍵盤に対する繊細な感覚が必要です」ご理解いただけた方は白眉としてバラード4番をぜひ!2026/07/10
Isamash
32
日本を本拠地とするロシア出身のピアニスト・イリーナ・メジューエワによる2017年著作。彼女のセレクトした作曲家のピアノ代表曲に関して楽譜も掲載し詳細に分析されている。取り上げられたのはバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ショパン、リスト、ムソルグスキー、ドビュッシー、ラヴェル。曲分析は専門的過ぎてついていけない部分が大であったが、作曲家の曲の本質的な部分を解説してくれて分かりやすかった。また、ロシアのピアニストの人気も語っていて、彼女も含めリストよりもショパンの人気が高いとか。2023/03/10
赤とんぼ
23
ピアニスト、メジューエワ氏が解説してくださるピアノ名曲の数々。楽譜がたくさんついていて、具体的に解説してくださるので、大変わかりやすく、面白かったです。メジューエワさんの、作曲家評が楽しくて、くすくすと笑ってしまいました。弾いたことのある曲では「そうなのよねえ~~!!」と納得したり「そんな考えもあるのか!」と目からうろこが落ちたり。ピアノを弾いている方に、おすすめしたい本です。2017/11/21
胆石の騒めき
19
(★★★★☆)著名な現役ピアニストによる楽曲解説。ここまで詳細にピアニスト自身が、具体的な曲について語っている本は貴重なのでは。プロならではの「聴きどころ、弾きどころ」が詰め込まれており、その全てを理解することは難しいが、音楽鑑賞の深みを増すのにとても役立つ。ただ、ポイントとなる部分の楽譜は併記されているとしても、理解するには楽譜全体を用意することが望ましいと思う。とても、そこまではできなかったけど…。著者自身がそうであるので、ロシア人ピアニストの特徴についてのコメントは面白い。続編がでないかな。2018/09/27
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