内容説明
雨降る冬の夜、「深山木薬店」の店主・秋が何者かによってさらわれた。空っぽの部屋に残されていたのは、不可思議な一枚のメモ。『鵺(ぬえ)は始まり。十六時間が区切り、災厄は一つ。四つ数えるまでに、交換だ』脅迫文とも思われるこのメッセージが示唆するものとは? リベザルは、秘密を胸に懸命の捜索を開始する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ち~
24
リベザルが灯視から受けた依頼がついに動く。鵺の死体の一部が発見され、秋が何者かにさらわれた。さらに座木まで行方不明に。リベザルが依頼を請け負った理由があまりに切ない。そして、ついに良太とも話し合えたり。長年に渡るリベザルの頑張りに感動!本当によく頑張った!2024/06/15
陸抗
11
【再読】灯視さんが探している「シン・リー」が、秋の事じゃなければよいと、願ったけれど無駄だった。リベザルを苦しめた依頼と、長い間後悔していた良太への気持ちが、どちらも綺麗に解決したものの、秋への謎は深まるばかり。秋の友人達は、何か知ってそうだけど口は割らないだろうし。2017/09/11
セイ
7
薬屋シリーズのお話は心臓に悪いことが多いなぁって思います。リベザルの気持ちになって読んでるからそうなるんだよね。リベザルがいつも可哀想になります。みんな、優しいけど冷たいからなー。 灯視さんの依頼にはいつ答えるんだろうってずっと思ってたけど、依頼内容がこんなことだったとは。そりゃ手出しが出来ないもんだっただろうな、と。歌のこと、灯視のこと、秋のこと、リベザルには考えなきゃいけないことがいっぱいで大変だけど、応援したいです。2018/05/11
ソラ
4
灯視さんの話がここで完結。すっかり忘れてたな…2023/09/10
ソラ
3
【再読】2023/10/21