内容説明
“貴種”と呼ばれる吸血鬼たちが人間を支配する世界。隣国の急襲に遭って落城し、そこから逃げのびたシェミハザ伯爵の嗣子イオアン。侍者ラウルとともに襲爵のため、上王のいる都へ向かった。その途中で人間たちが信奉する教会の聖山がある都に立ち寄る。そこへ彼らの追っ手でもあるマステマ伯爵の軍勢が攻め込み、おまけに聖山の外に住む下層民たちが叛乱を起こした。すべての騒乱は、前上王の弟イリヤが、異能な力を使って仕掛けたことだった。イオアンたちの住む大陸とは海を隔てた島、女王ゼノビアが治めるアルビオンから来た少女アイーシャたちの手助けもあり、イリヤを撃退したが…。書下し長篇第五弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
14
上王の目的とは…マジかよ…2019/09/15
ぽっぽママ
5
上王のうさんくささが目立った巻でした。イオアンとラウル、アイーシャとシジマ、二組が理想の貴種と人間のあり方なのだろう。次巻が最終巻とのこと。全ての謎が明かされるのが楽しみ。2015/07/16
綾乃
3
ついに5巻まで来てしまった・・・。「あと1巻」って書かれていると余計気になるではないですか! 篠田先生、続きを・・・続きをください! ここまで盛り上げておいて最終巻が出ていないのはツライですー。そして皆様が書いているように、イオアン父上、かっこよすぎるよ。 2018/09/12
RNR
3
ミハイがあんなキャラだったとは! これ、本当にあと1冊で終れるのかな。 あと1冊でハイドリヒやオラフの秘密が明かされて、なぜこの世に他の生き物と違う《貴種》という種族が存在するのかとか、そういうの全部明らかになるのだろうか。外伝のシジマ可愛かった。2015/04/02
ユイ
3
2か月連続刊行のメインは本編よりむしろ外伝だったような気が。最後のやり取りはパターンとしては幾度となく読んできたはずですが、いつになくこそばゆかったです。2015/03/15