- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
日本には、国民はもちろん、首相や官僚でさえもよくわかっていない「ウラの掟」が存在し、社会全体の構造を歪めている。そうした「ウラの掟」のほとんどは、アメリカ政府そのものと日本とのあいだではなく、じつは米軍と日本のエリート官僚とのあいだで直接結ばれた、占領期以来の軍事上の密約を起源としている。最高裁・検察・外務省の「裏マニュアル」を参照しながら、日米合同委員会の実態に迫り、日本の権力構造を徹底解明する
1 ~ 1件/全1件
- 評価
佐藤元徳本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
186
知らなきゃよかった日本の裏側。全てが真実とは思えないが、全てが嘘とも思えない。アメリカに支配されている日本の現実、なくはない密約の話。日本は何に守られているのか、この国はどうなってしまうのか。一見平和に見えるが実は違うのかも。読めば読むほど不安になる。普段手に取らない種類の本を読む疲労感。密約、争い、権力、立場、複雑な人間関係、全て苦手です。人間の争いは一向になくなりません。その方法は変化しています。ドローンでの攻撃、ゲーム感覚、ハッキング。世界は何を目指しているのか。その果ては絶望か。ネガティブ本です。2021/09/05
yoshida
183
日本の独立の実態。その現実と歴史としての背景を知る。日本は軍事面ではアメリカから独立出来ていない。米軍の支配下にある国。それが現在の日本だ。日本の独立が近い時期に冷戦による朝鮮戦争が勃発。日本は事実上、米軍の基地となる。日本の欺瞞は国民の多くが気付いているはず。憲法違反の軍隊である自衛隊の存在。冷戦も終結して久しい。このレジームから脱却すべきだ。敢えて書けば日本の真の「敵国」はアメリカなのだ。一方的に戦争に引きずり込み国土を破壊。70年以上も巧妙に支配する。韓国の弊害の比ではない。日本よ普通の国となれ。2019/01/27
舟江
94
「まだ戦後が終わっていない日米関係」という本。本筋ではほぼ正解だと思うが、所々あきらかな勇み足も見られる。本書の「はじめに」の終わりに書かれていますが、各章の扉ページの裏に、4コマ漫画でまとめられているので、それを見てから判断すれば良いのではないだろうか。結構面白かった。2019/02/12
rico
92
さらっと読めたが、内容は相当怖い。日本は政治や経済の面では独立したが、密約によって軍事に関してはいまだにアメリカの指揮下にあるというのだから。言われてみれば、辺野古にオスプレイ、異様に広い横田空域など思い当たる節は山ほど。筆者はアメリカで公開されている文書等を基にファクトを提示、陰謀論や妄想説を退ける。 あの安保関連法の成立により、米軍による支配が露わになった。幸運な偶然によって生まれ歯止めとなっていた九条も、選挙結果がこうなって風前の灯。若い人には、本気で海外脱出を進めるべきかもしれないね。2017/10/20
おたま
75
手元にあるのは2018年に発行されたもの。その時に一度読んでいるので再読となる。今回読んだのは、現在のコロナ感染症が、どうも米軍基地から広がっており、米軍関係者の行動に関係しているように感じたから。その根元にある問題点を知りたくて再読してみた。改めて読んでみて、日米地位協定によって、いかに在日米軍関係者が日本国内に自由に入出国できたり(フリーパスで)、国内を自由に移動できてしまったりできる、そうした法の構造になっていることに驚く。そして、この日米地位協定等の法体系がある限り、日本の米軍基地は今のままだ。2022/01/11
-
- 電子書籍
- 英雄なき世界にラスボスたちを【電子特典…
-
- 電子書籍
- 日本語検定 公式 過去問題集 5級 平…