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内容説明
心は本来、精神の鍛錬と身体的習慣によって支えるもの。その両方を失った日本人に必要なこととは? 著者の真骨頂を示す「精神論」。
【著者紹介】
明治大学教授
目次
プロローグ―日本人の「精神」のあり方を論じよう
第1章 なぜ日本人の心は肥大化したのか
第2章 失われた精神文化を取り戻す
第3章 現代人のための精神の鍛え方
第4章 「一〇秒間体操」で身体領域を拡大しよう
エピローグ―そして「判断力」へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
YJ
9
心と精神と身体のバランスは大事ですね。すぐ読める。頭皮ずらしはやってました。2015/08/19
はち
5
@80 型を作ることの大切さ。精神と心は違い、精神と心と身体のバランスが人の安定を生み出す。非常に説得力がある。2013/12/31
小野靖貴
4
強い日本人はその精神性の故にある、ということ。吉田松陰の留魂録。キングカズの常にチャレンジャーである心。長友の親孝行、感謝の心などが「強い日本人」の心として例示。精神の安定のためには...1.身体活動に伴う精神感覚:武道の型演武など。2.大いなる目標に向かい行動すること:戦後の「日本を豊かに」の精神。3.没入感、熱中できる何かを探し、それに打ち込むこと:江戸時代の浮世絵師。斎藤教授は、文武両道の人が大好きなんだろうな、と読んでて感じた。今だったら野球の宮台、サッカーの武藤、明治だったら勝海舟とかね。2017/10/30
かりあ
3
現代人は心ばかりが肥大して、精神と身体が縮小しているので心の病が蔓延しているという論。確かに納得。日本は基本的に仏教をもとにしていて誰もが南無阿弥陀仏を言えるだろう。だが仏教の信条を知っている人がどれくらいいるのだろうか。TwitterやFacebookをやっていると、相田みつをのようなポエムなどが回ってくることがよくある。かつての日本人はこういうものを精神として身につけていたはず。だけど私たち現代人はどこからそれを探してきたらいいのかわからない。精神を無意識に模索しているのではないかなぁと感じた。2012/11/01
Randy
2
身体、精神、心のバランスが大切。昔の日本人の心がなぜ強かったのかが分かりました。呼吸法や体操など実践的な事も書かれてあって為になりました。2016/08/18