内容説明
学園に迫る大量の異形種を退けたカイは、その代償として魔法力の大半を失っていた。そのためリリィとローザの指導もまともに行えず、二人からも心配されてしまう始末。そんな時、古巣である王立魔導研究所から出向要請がもたらされる。異形種に破られた防衛システム修正の報酬は、魔法力の復活。だがそこで待ちうけていたのは、カイの命を狙う策謀と、ローザの体を蝕む脅威の真実だった――! 世界を革新する新魔導ファンタジー第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
3
魔法力復活の為、陰謀と真実が潜む防衛システム修復に挑む今巻。―――彼女の為、目をそらしていたものからもう逃げないで。ローザに関する一つの真実が明らかになる今巻。そんな今巻は、逃げていたカイが逃げぬ事を決意し、かつての相棒達と共に立ち塞がる陰謀の全てを叩き潰す様が描かれている。危険かもしれない新たな弟子も加わり、かつての相棒達に別れを告げ、今の教え子たちと共に未来へと。決意も新たに一歩を踏み出したカイは、これからどんな道を弟子達と共に歩んでいくのか。その先にまた弟子は増えるのか。 次巻も楽しみである。2017/08/06
さあささん
0
今回はローザ巻の2巻です。/カイが元職場への出向要請から事件へ繋がっていくという内容ですね。ローザの真実への展開は、敵の力を使って活躍するキャラという意味ではありがちな気もしますが過去もあいまってローザの魅力になっていたと思います。ただ今回の敵ポジにいた二人が登場した瞬間からモロに怪しくすぐに敵だと分かってしまうところは微妙でした。仲も良好になり、戦いはまだまだありそうな気がしますが、これで終わりな予感がします。できれば続いてほしいな。面白かったです。2017/12/18