内容説明
正義の心を持ちながらも「暴虐」の二つ名が定着してしまったユウト。いまや闇ギルド『ジーザス・スプラッタ』はエアノイト最凶という悪名が知れ渡っていた。そんな冒険者の街に間諜任務で派遣された魔族の少女デステリア。ユウトたちを要注意人物として監視対象とするのだが、彼女が見たのはやはり「暴虐」の名にふさわしい蛮行ばかりで……。さらに打倒魔王軍を掲げる高名な勇者一行が訪れて、街はお祭り騒ぎに。ユウトたちも勇者に取り入ろうと接触を図るが、ベルシーヌが考案したとんでもない接待で現場は混乱の渦に巻き込まれる! やがて魔族と勇者を巻き込んだ全面抗争にも発展!? ポンコツギルドが巻き起こす、暗黒ジョブ系コメディ第三弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中性色
9
ヨシヒコ的な何かか。というわけで最終巻。相変わらず話の構成とかはうまいなぁ。ただ、今回は1つの話としてのまとまりを重視してるからか、普段のようなギャグ面は少し薄めかな。しかし一発屋だと思ってた他の闇ギルド連中が最後までいい味出してるのがおもろい。しかし相変わらず3巻が限度だなぁ。個人的にはもうちょい売れてもおかしくないと思うのだが。個人的にはデステリアが好み2017/07/15
真白優樹
6
冒険者の街に間諜の為の魔族と、魔王軍打倒を目指す勇者一行が現れ、大騒動が巻き起こる今巻。―――自らの信じた正義を貫け、例え正義を敵に回しても。人からしたら敵である魔族を、自らの意志で助ける為に勇者を敵に回す。ユウトが勇者達の本質に触れ、自らの正義を貫き悪道を為して正道を貫く今巻は、自ら悪を為すと決め、徹底的に清々しいまでに悪を為して見せる。その熱さが格好いいという感情を想起させ、心を燃えさせる巻である。自分なりのやり方で守る為に旅立つユウト達の道の先、待つのはきっと大騒動と冒険だろう。 うん、面白かった。2017/07/09
葦附
3
おもしろかった。いい話でしたね。新キャラ視点も愉快。……おもしろかったんだけどなぁ、と。まあ読書メーターの登録数から見ても厳しいんだろうなってのは分かってましたけどね。■悪役が自らの計画を語りだしたりするの、メタ的にはありがたくても作品的にはどうなのさ、って思うことが多かったので、この作品の説明の付け方にはなるほどと思いました。まあちょっと迂遠ですけど。あとは各メンバーとの色恋話的なsomethingがもっと見たかったなと思ったり。売れていれば短篇集という形でワンチャンあったかな? なかったかもですね。2017/08/10
ふるさと
1
今回の3巻が「アサシンさん」シリーズで一番面白かったです(^ ^)新章「魔王城へ今日こそ」編スタートして欲しかった(笑)2017/08/18